外でも働く主婦にとって、帰宅後食事を作るのは大変。特にフルタイム勤務の仕事をしている場合は、帰宅時間も夜遅くなりがちで、それから準備して料理するのは面倒ですよね。そんな忙しい主婦にこそ試してほしい、上手な「手抜き夕食」をご紹介します。

料理できないのは「悪いこと」なの?

フルタイムで働いている家庭の主婦や、子育て中のママにとって重荷となるのが夕食作りではないでしょうか。
毎日献立を考えたり、食材を購入したり、料理そのものも手間がかかりますよね。
しかし、実際の生活を考えると、早起きして出社前に料理の下準備をして、帰宅したら調理をしなければなりませんし、その間に他の家事や育児との両立もあるでしょう。
そして、そんな毎日が続くと疲れを感じますよね。

実は、仕事と家事、育児と料理の両立に悩む主婦はとても多いのです。
そして、スムーズに料理をこなせない主婦が多いのも事実です。
自分が思っているように夕食準備ができないと、「自分はできない主婦なのかな・・・」と落ち込んでしまう女性も多いようです。
しかし落ち込む必要はありません! フルタイムで働く主婦は時間もないため、家事を完璧にできなくて当然なのです(そもそもどんな方であれ完璧を目指す必要はありません)。
完璧にこなそうとするから悩んでしまうのであって、はじめから100%を目指す必要はありません。自分の中で60%できたら合格点をつけてあげましょう。

そこで、ちょっとした手抜きをしてみませんか。きっと心が楽になるはずですよ。

時短料理におすすめの「圧力鍋」活用法!

みなさんは、普段の夕食の献立に何を作られているでしょうか。たいていのご家庭では、肉料理や魚料理、炒めものや煮物などいろいろなメニューをアレンジされていることでしょう。
とはいえ、具材の下ゆでや長く煮込まないといけない煮物は、時間と手間がかかりますよね。そこで活躍するのが圧力鍋です。
圧力鍋とはその名の通り、具材を中に入れて圧力をかけて調理するお鍋のことです。通常の煮物は具材を入れてからコトコトと火にかけるので、メニューによっては30分以上煮込まないといけないことも。

しかし、忙しい主婦にとって夜の30分は長すぎますよね。圧力鍋では圧力をかけて調理するので、火が通りにくい具材でも1~3分ほど火にかけるだってすぐにできてしまいます。

続いて、圧力鍋を使った簡単レシピをご紹介しましょう。

究極の煮込み料理「豚の角煮」

ジューシーで箸を入れるとほろっと崩れる豚の角煮は、味をしみこませるとなると長時間煮込まないといけません。ですが、圧力鍋なら加熱時間は約5分。たったそれだけで中まで味が染みた豚の角煮を作れます。旦那さんのお酒のあてにもおすすめのレシピです。

材料

豚バラブロック 600g
長ネギ 1本
醤油 60cc
みりん 60cc
酒 60cc
しょうが スライスをひとかけ

作り方

  1. 豚バラブロックを食べやすい大きさに切りフライパンで焼き目を付ける
  2. 圧力鍋に(1.)と5cmの長さに切った長ネギを入れ、調味料を回しかける
  3. 圧力鍋で5分加熱する
  4. 火を止めて圧力が抜けたら、ふたを開けて少し煮詰める

たったこれだけのステップで美味しい角煮ができますよ。残った汁は煮物にしてもおすすめです。

作り置きにピッタリ「ミートソース」

ゆでたパスタにかけるだけ、子供も大好きなミートソースだって圧力鍋で作れるんです。

材料

トマトの缶詰 1缶
合いびき肉 200g
玉ねぎ 半玉 みじん切りにしておく
にんじん 4分の1本 みじん切りにしておく
塩こしょう 少々

作り方

  1. 圧力鍋であらかじめ合いびき肉を炒める
  2. 玉ねぎとにんじん、トマトの缶詰を入れ、圧力鍋で1分加熱する
  3. 火を止めて圧力が抜けたら、少し煮込んで塩こしょうで味をととのえる
  4. 完成したソースは、ラザニア用のソースなどにもアレンジがききますし、保存バッグに入れると1か月ほど冷凍保存が可能です。使う時は電子レンジでチンするだけなので、時短料理に使えますよ。

完成したソースは、ラザニア用のソースなどにもアレンジがききますし、保存バッグに入れると1か月ほど冷凍保存が可能です。使う時は電子レンジでチンするだけなので、時短料理に使えますよ。