カシミヤ、アクリル、ウールなどのマフラーやストール。寒い季節には手放すことのできないアイテムたちですよね。毎日使いたいけれど、このような素材のマフラーやストールを洗濯するのには不安がいっぱい。今回は、マフラーやストールの洗濯方法をご紹介します!
冬の必需品!マフラーやストールを、自分で洗濯したい!
だんだんと冬が近づいてきて、気温も低くなってきましたね。そろそろマフラーやストールの使用頻度も高くなり、手放せない季節になってきました。
マフラーやストールと言えば、アクリルやカシミヤ、ウールといった素材のものが主ですよね。
それぞれ異なる特徴を持っていて、そのお手入れや洗濯、洗い方も素材によって様々です。
使用頻度の高いマフラーやストールだからこそ、アクリルやカシミヤ、ウールの素材のものでも自分で洗濯したいところですよね。
しかし、このような素材の衣類というのは繊細ですので、洗濯や洗い方一つで縮んでしまったり、硬くなってしまったりと生地がダメになってしまうことも。
だけど、使用頻度が高いものは汚れやくすみが気になるのが本心!
こんなときに役立つ、アクリルやカシミヤ、ウールの素材のマフラーやストールを自分で洗濯する方法をご紹介していきたいと思います!
生地の性質などをきちんと理解し、生地ごとに異なる洗濯方法や洗い方の知識を身につけて、マフラーやストールを縮めることなくお家で自分でお手入れしてみましょう!
暮らしの知恵!マフラー、ストールを洗濯!アクリル素材って?
では、マフラーやストールによく使われるアクリル、カシミヤ、ウール素材のそれぞれの異なる特徴についてみていきましょう!
まずは、アクリル素材についてです!
アクリル素材というのは化学繊維で出来た素材のことで、天然素材のものに比べて丈夫なのが特徴です。
アクリル素材はシワなどにも強く、縮みにくいことから洗濯機の利用も大丈夫なアクリル素材の商品が多くあります。
また、このアクリル素材は化学繊維でありながら、ウール素材に近いと言われている素材であることも特筆すべき特徴です!
化学繊維でできた素材はアクリル素材以外にも多くありますが、数ある化学繊維のなかでも最もウール素材に近い素材になりますので、万能的で様々な用途に使用される素材なのです。
ですが、アクリル素材は幅広い洗い方の選択肢がある反面、アクリル素材は毛玉が出来やすいことと、静電気が起きやすいという特徴もありますので注意しましょう。
暮らしの知恵!マフラー、ストールを洗濯!カシミヤ素材って?
続いては、カシミヤ素材について見ていきましょう!
カシミヤ素材というのはここ数年でよく耳にするようになった素材の名称なのですが、山羊の柔毛を使用して出来た素材のことを言います。
軽くてやわらかい質感の軽く素材は、若干の光沢感というのも兼ね備えていて肌触りも抜群です!
また、このカシミヤというのは寒さの厳しい山岳に生息している山羊であることから、そのカシミヤから採れる毛は保温性に優れているのです。
寒い冬には欠かせない、身も心も温まるような素材ですね。
ですが、このカシミヤの羊毛は1頭から採れる量が比較的少なく、その分高価なものとして扱われていることから、カシミヤ素材の商品は若干値段が高くなっているのも特徴ですね。
このことから、カシミヤ素材は「繊維の宝石」とまで呼ばれているのです。
暮らしの知恵!マフラー、ストールを洗濯!ウール素材って?
続いて、ウール素材についてもご紹介していきたいと思います!
ウールといのは、実に様々な衣料品に幅広く使用されており、日常でもよく耳にする素材の名称ですよね。
ウールというのは羊毛のことを指していて、現在出回っているウール素材を使った商品の多くは、主にオーストラリア産やニュージーランド産の羊毛が使われています。
ウール素材には羊毛以外にも、獣毛というものもあり、その素材にはアルパカやアンゴラといったものがあります。
先ほどご紹介したカシミヤも、この獣毛も種類の1つです。
このウール素材の特筆すべき特徴は、寒い冬場には暖かく、暑い夏場には涼しくしてくれるという効果があることです!
また、吸湿性に優れていて、色落ちや型崩れなどもしにくい素材だと言われています。
暮らしの知恵!マフラーやストールを洗濯する前にコレを確認!
では各素材の持つ特徴について理解できたところで、続いてこれらのアクリル、カシミヤ、ウール素材のマフラーやストールを洗濯する前に確認しておくべきことについてご紹介します!
このような素材の衣類を洗濯する際にまず確認してほしいのが、洗濯表示です。
洗濯表示のマークとして、洗濯機マークや手洗いマークのあるものにつては、基本的に水洗いが大丈夫なものになっています。
しかし、アクリルやカシミヤ、ウールなどは水洗いをすると生地が硬くなってしまい、ふわふわ感が失われてしまう可能性がありますから、たとえ洗濯機マークや手洗いマークがついていたとしても念のためにぬるま湯で洗うことをオススメします。
また、色落ちチェックも事前に行っておくことをオススメします。
色落ちチェックは、マフラーやストールに洗剤を垂らし、数分後にティッシュなどで洗剤を拭き取るだけの簡単な作業です。
ここでもしティッシュに色がついていたら、そのマフラーやストールは自分で洗うと色落ちや、色移りしてしまう可能性がありますので、クリーニングに行って専門の人の洗い方に任せるのがベターです。
使用頻度の高いものですので、出来るだけ長く使えるように心がけましょうね。
暮らしの知恵!マフラーやストールを洗濯する前にコレを用意!
実際にアクリルやカシミヤ、ウールの素材のマフラーやストールを洗濯するとなった時に、必要になってくるものや環境を事前に整えておきましょう!
これらの素材を洗濯するのに必要なものは、まずは中性のおしゃれ着洗剤です。
これは、使用頻度が高いデリケートな素材の洋服を自分で洗濯したり、洗濯機にかける際には必ず必要になってきます。
あとは、手洗いで洗濯する際に必要になってくる大きめの洗面器や桶も用意しておく必要がありますね。
しかし、もしこのような洗面器や桶などが無い場合は、洗面所に栓をしてそこへ水を張れば代用できますので大丈夫!
その場合は洗面所を綺麗に磨いておきましょう。せっかく洗濯しても、洗面所の汚れや水垢などがマフラーやストールに付着してしまえば逆効果になってしまいますので注意して下さいね。
更に、特に手洗いでマフラーやストールを洗濯する場合、直接洗剤が手に触れますので、肌が弱い人はゴム手袋などを用意しておくと安心ですね。
暮らしの知恵!アクリル素材マフラー、ストールの洗濯や洗い方
では、実際にアクリル素材のマフラーやストールを自分で洗濯してみましょう!
アクリル素材のマフラーやストールは、基本的に洗濯機で洗濯しても大丈夫なものが多いですが、念のために洗濯表示を見ながら洗濯機が大丈夫がどうかを確認し、それから洗濯機を使いましょう。
アクリル素材のマフラーやストールを洗濯機で洗濯する際には、洗濯機の設定で手洗いモード、もしくはソフトモードにしてから洗濯機をスタートさせましょう。
いくら洗濯機が大丈夫だという洗濯表示があったとしても、あまり強い水圧で洗濯機を回してしまうと硬くなってしまう原因になります。
また、洗濯機によっては時短モードなどが搭載されているものもあるかもしれませんが、それも避けた方がベターです。
アクリル素材のマフラーやストールには柔軟剤の使用が可能ですので、洗濯機で洗濯する際もしっかり柔軟剤まで仕上げて下さいね。