引き立て線という手相があることをご存知でしょうか。月丘から運命線の方向に伸びる手相や木星丘から人差し指と中指の間へ斜めに伸びる手相などがありますが、手相の特徴や意味合いが異なります。この記事では引き立て線ができる場所や意味、右手や左手にできた場合の意味などを紹介します。
引き立て線とは?
引き立て線とは「目上の人から好かれて援助をしてもらえる手相」のこと
引き立て線とは、目上の人から好かれて援助をしてもらえる手相のことです。「引き立てる」という言葉には「ひいき目で見る」、「特に目をかける」、「一層見栄えを良くする」などの意味があります。また、目上の人というのは、上司や先輩、政治家、各業界で権力や影響力を持つ人などのことを表します。
引き立て線がある人は、無意識のうちに細かな気遣いができたり、人知れず努力をしていたりといった、目上の人から気に入られる言動をしている傾向があります。そのためこの手相の持ち主は「なぜか特別扱いされる」、「仕事や人間関係のお膳立てをしてもらえることが多い」と感じている人が少なくありません。
また引き立て線の持ち主は、目上の人に対する感謝を忘れないという特徴も多く見られます。そういった感謝の気持ちを忘れずに、その時の自分にできる限りの感謝の気持ちを表現することでより一層の引き立てや援助を受けるという傾向があります。
引き立て線が左手や右手の片方に出た際の違いは「先天的か後天的か」
引き立て線が左手や右手の片方に出た際は「先天的か後天的か」の違いを意味します。左手に引き立て線が出た場合、先天的に目上の人からの援助に恵まれることを示しています。そのため、成長していく過程で生き方や考え方に変化があった場合には、異なる結果となることもあると言われています。
一方で、引き立て線が右手に現れた場合には、後天的に目上の人からの引き立てや援助を受けられることを示します。後天的に目上の人から気に入られる要因として考えられるものは、これまでの人生における学習や経験などを通じて、日ごろの言動を改めた場合などが考えられます。
ちなみに、引き立て線が左手にも右手にも表れた場合には、先天的にも後天的にも目上の立場の人に可愛がられて、引き立てや援助を受けられる可能性を一層強めると言われています。
引き立て線が出来る場所とその意味は?
引き立て線が出来る場所①木星丘から人差し指と中指の間へ斜めに伸びる手相
引き立て線が出来る場所の1番目は、木星丘から人差し指と中指の間へ斜めに伸びるという手相です。木星丘とは、人差し指の下の部分のことで、このあたりから人差し指と中指の間の辺りに伸びている線が引き立て線です。
この引き立て線がある場合、身近な人からの引き立てや援助があることを意味しています。例えば、会社の先輩や上司、学校の先生などが挙げられます。しかし、必ずしも身近な人からの引き立てがあるとは限らず、思わぬ人から手が差し伸べられることもあるので、周囲の人たちへの配慮や思いやりが大切だと言われています。
ちなみにこの引き立て線は、生命線から上の方向に伸びる努力線と間違われやすいと言われています。引き立て線と努力線の違うところは、生命線から離れて線が出ているかどうかです。生命線から離れて現れるものが引き立て線です。
引き立て線が出来る場所②月丘から運命線の方へ斜めに出る短い手相
引き立て線が出来る場所の2番目は、月丘から運命線の方へ斜めに出る短い手相です。月丘とは、手首付近の小指側の場所のことです。また、運命線とは、手首から中指にかけて伸びる線のことを指しています。このように、小指側の手首辺りから運命線の方向に出る比較的短いものが、引き立て線です。
この引き立て線は、別名「人気線」とも呼ばれています。周囲の人たちから人気があることから、人気線という呼ばれ方がされるようになったと言われています。このタイプの引き立て線の持ち主は、人を寄せ付けやすいという特徴を持っており、いつも周りに人がいる人気者タイプが多いと言われています。
人気者は周囲の人から好かれているので、困った時に周りから助けてもらえることが多いと言われています。
引き立て線が出来る場所③月丘から中指の方向に斜めに伸びる長い手相
引き立て線が出来る場所の2番目は、月丘から中指の方向に斜めに伸びる長い手相です。このタイプの引き立て線は運命線の一種であると考えられています。手首付近の小指側を指す月丘から中指にかけて長く伸びるこのタイプの引き立て線は珍しいと言われています。
月丘から中指の方向に斜めに伸びる長い運命線を持っている人は、窮地に陥った際に周囲の人から助けてもらえることを意味しています。この種類の引き立て線は中指の方向に、より長く、より濃く現れているほど良いと考えられており、長い線ほど長期間に渡る援助を意味し、濃い線は強力な援助を受けられることを表します。