ヨガで自己肯定感を高められる理由
自己肯定感を高める方法を調べてみると、日常的に少しずつ言動を変えたり、思考の仕方そのものを変えたりするものが多く出回っています。
内容としては理に適っていていますが、長年身についた思考の方法を意識のみで変えていくのはとても難しいと感じました。
そこでおすすめなのが、ヨガです。
筆者自身、ヨガを通して自己肯定感が高まったと感じています。
個人差はありますが、ヨガを続けることで自分に自信が持てるようになった、自分を好きになった、マイナス思考が減ったという生徒さんの声も耳にします。
では、一体なぜ自己肯定力が低い方にヨガがおすすめなのか、その理由を詳しくご紹介していきます。
ありのままの自分を受け入れられるようになる
ヨガをしていると、「昨日はスムーズにできたのに今日は何だかやりづらい」と感じるポーズがでてきます。
それは日々の心と身体の変化により、当たり前に起こること。
無理やり変えようとしても変えられるものではないので、ヨガでは「今日は少しやりづらい」といった変化をそのままを受け入れれば良いのです。
ヨガを通してそのことを知ると、ありのままの自分を受け入れられるようになっていきます。
できる・できないで判断しなくなる
「ヨガって身体が柔らかくなくちゃできないんでしょ?」
私がヨガ講師になってから幾度となく言われたことです。答えはNOです。
ヨガのポーズには確かに完成形があり、身体を痛めないための正しいフォームはありますが、できる・できないという概念はヨガの世界にはありません。
ヨガをすることで、できたからすごい、できないからダメという自己肯定感が低い人が持ちがちな固定概念から解放されます。
他人と比べなくなる
ヨガのポーズは人と比べるものではありません。
最初はヨガクラスでも人と比べてしまうかもしれませんが、続けていくうちに自分の指先や足先、身体の隅々にだけ集中できるようになります。
半年前の自分よりも良い感じになってきた、と自分の中での成長を感じられるのがヨガです。
他人と比べずに自分の心地良さを追求できるようになってくると、自己肯定感が高まっていきます。
力の抜き方を覚えられる
ヨガのポーズは難易度が高くなればなるほど、力の抜き方が大事になってきます。
自己肯定感が低く、自分を認めるハードルが高くなりすぎている人はつい頑張りすぎてしまうもの。
ヨガを通して力の抜き方を覚えることで、頑張りすぎていた自分に気づかされます。
頑張りすぎない方がバランスがとれることを知ると、自己肯定感を高めるきっかけになります。
自分を労われるようになる
ヨガを毎日行っていると、「今日は身体が緊張していて硬いな」「雨の日は集中力がないかも」と自分の心と体の変化に敏感になってきます。
これが、自分を労わることへの第一歩になります。
自分を労わることができるようになると、自分は存在するだけで意味があるのだと思えるようになり自己肯定感が高まっていきます。
後悔に捕らわれなくなる
「あのときこうしていれば」と苦い思い出を引きずってしまい、そのせいで「やっぱり自分には無理だ」というマイナス思考に陥ってしまうのが自己肯定感が低い人の特徴です。
過去に意識を向けると、後悔の念が押し寄せやすくなります。
ヨガでは、呼吸やポーズを通して「今この瞬間」に目を向けていきます。
まだ見ぬ未来への不安に悩むこともなくなります。
自分のために行動できるようになる
ヨガは誰かのために続けるものではありません。
続けたら褒められることも、成績が上がることもありません。
しかし、続けることで心地良さを感じたり、健康な心と体を手に入れられます。
自分のためだけに行えるのがヨガなのです。
誰かに褒められるため、良く見られるために頑張ってきた自己肯定感の低い人は、考え方を見直す良いきっかけになります。
少しずつ確実に成長する体験ができる
自己肯定感の低い人の中には、成功体験がないことから自分に自信が持てないでいることもあります。
ヨガは、どんなに運動が苦手な人が行っても続けることで確実に成長できるものです。
「自分だってやればできる」という経験は、確実に心の奥に根付く自信へと繋がります。
勝ち負けという結果ではなく、続けることで変化したという結果が自己肯定感を高めるためには大事なのです。
毎日のヨガでもっと自分を好きになる
自己肯定感が低いと、少しの状況の変化でも心が折れやすく、なかなか前に進めないことがあります。
生きづらさを感じることもあるでしょう。
そんな方は、ぜひヨガを取り入れてみてください。
筆者は、ヨガは自己肯定感を高めるきっかけになるメソッドにもなり得ると考えています。
ヨガで今よりも自分を大事にして、幸せを手にしましょう。
提供・yoganess
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