突然ですが、あなたは自分のことが好きですか?
自信を持って「はい!」と答えられる方は、そう多くはないのではないでしょうか。
世界の中でも、特に日本人は自己肯定感が低いと言われています。
良く言えば謙虚な気持ちを持っている方が多いのですが、その自己肯定感の低さがゆえ、幸せを感じられず、たった一度の人生を楽しめない可能性が大いにあります。
そんな寂しい状況を打破するためには、実はヨガが役立ちます。
筆者自身も、ヨガを通して自己肯定感を高めることができた一人です。
今回は、ヨガ講師である筆者が、自己肯定感が低い方にヨガをオススメしたい理由を解説していきます。
自己肯定感とは?自己肯定感を高めるメリット
自己肯定感とは、簡単に言えば「何があっても自分を肯定できる感覚」「根拠のない自信」のことです。
ここで大事なのは「何があっても」「根拠のない」という点です。
- テストで良い点をとったから
- 仕事で成功しているから
- 周囲に認められているから
- 姿が美しいから
- お金持ちだから
=「だから自分には価値がある。そんな自分が大好き」というのは、自己肯定感とは異なります。
これらの条件付きの自信は、状況が変われば崩れ去ってしまうものだからです。
- テストで良い点をとったから→成績が悪くなった
- 仕事で成功しているから→業績が悪化した
- 周囲に認められているから→褒めてくれる人がいなくなった、悪口を言われた、裏切られた
- 容姿が美しいから→年齢を重ねた、体型が崩れた
- お金持ちだから→貧乏になった
一見、自信に満ち溢れているような人でも、このような状況の変化で人生に絶望してしまうことがあります。
成功していない自分には価値がないと感じ、どんどん自分を嫌いになり、周囲にも心を閉ざしてしまうケースは少なくありません。そうなれば幸せから遠ざかってしまいます。
条件付きの自信は、とても脆く崩れやすいのです。
本当の自己肯定感とは、状況が悪化してもなお自分のことを尊重する気持ちを持てること。
仕事でミスをしても、思うような成果を上げられなくても、年齢を重ねても、貧乏になっても、「私は唯一無二の素晴らしい存在である」と思える自己肯定感の高い人は、どんな状況下でも新たな可能性を探り続けられます。
「こんなことになった自分は不幸だ」とは思わず、「私は幸せになって良い人間だ」と思うことができるので、心が枯れることはありません。
自己肯定感が高い人は、他人に対しても同じように考えているので、無条件に人を愛することができ、周囲の人も幸せにすることができます。
また、根拠のない自信があるので「ひとまずやってみよう」という挑戦心もどんどん湧いてきます。
チャンスを掴む回数も必然と増えていくのです。
自己肯定感が低い人の原因とは?
自己肯定感が低くなってしまう原因は、一概にこれだと言えるものはありません。
生まれ持った性格や性質もありますし、育った環境によっても左右されるものだと考えられます。
- 幼少期の環境では、テストの点が良いと褒められ、悪いと怒られた。
- 失敗することは恥ずかしいと教えられた(もしくはそう感じる言動を見て育った)。
- 謙虚でいるようにと教えられた(もしくは謙遜する親の態度を見て育った)。
などの例が浮かびます。
謙虚でいることを美学とし、出る杭は打たれる集団行動を実践する日本の教育にも自己肯定感を下げてしまう要因になっているかもしれません。
その元凶を取り除くことは非常に難しいことですが、大人になった今からでも自己肯定感を高めることはできると思うのです。
こんな原因があったから自己肯定感が低くなってしまったと諦めるのではなく、自分の幸せのために自己肯定感を高める工夫をしてみてはいかがでしょうか。
自己肯定感が低い人の特徴チェックリスト
自己肯定感が低い人は、状況によって人生に絶望してしまうことがあり、自己肯定感が高い人は自らの力で人生を輝かせることができます。
ここでは自己肯定感が低い人の傾向をまとめてみました。
自己肯定感が高い人は、その反対の意識を持つ傾向があります。
自分は一体どちらのタイプなのか、チェックしてみてください。
- 自己肯定感が低い人のチェックリスト
- 人からどう見られているかが常に気になる
- 人と比べて自分は優れているか、劣っているかを考えてしまう
- 自分より地位の低い人といると偉そうな態度になる(もしくは安心する)
- 周囲から見て“変でない”、無難なファッションやメイクを好む
- 他人のことを地位や容姿で判断している(それが人を評価する基準になっている)
- 苦手分野には挑戦しない(失敗が怖い、失敗をかっこ悪いと思っている)
- 失敗したら「才能・能力がなかったから」だと感じる
- 嫌な思い出を度々思い出す(あのときこうしていれば…と後悔する)
- 注意、指摘をされると、しばらく落ち込んでしまう
- 失恋するとまず自分の何が悪かったのかを考える(相性の問題や相手側の原因は考えない)
- 友達の成功を心から喜べない(心の中では焦ってしまう)
- 成功した経験がない(途中で辞めてしまった、どうせできないと思っている)
- 体調不調になって頑張りすぎていたことに気づく(無理することが当たり前になっている)