カーテンの裾上げを自分で行いたいという人も多いでしょう。しかし初めて自分でカーテンの裾上げを行うとなると、戸惑ってしまうことがたくさんあります。そこで今回は、カーテンの裾上げの方法やそのために必要な知識を紹介していきたいと思います。
【はじめに】カーテンの裾上げを自分でしたい
カーテンは部屋のイメージをガラリと変えてしまうものです。カーテンの色が変われば、それだけで部屋は明るくも、シックにもなるものなのです。それを考えれば、部屋のオシャレにもしっかりとこだわりたいという人には、カーテン選びというものがかなり大切になってきます。
カーテン選びは部屋を自分のイメージ通りにするとなると、かなり時間がかかります。しかしなんとかその中で、自分のイメージに合うカーテンを見つけ、部屋にカーテンをつけた瞬間、青ざめてしまうこともあるものです。そう、カーテンが長過ぎるのです。
カーテンの丈というものはある程度決まっています。窓の大きさもある程度決まっているものです。しかしなかには、多く販売されているサイズとは違う丈のカーテンが売られていたり、窓のサイズが違うということもあるものです。
このようにして、窓とカーテンの丈に差が出てしまったり、カーテンを裾上げするしかなくなります。しかしカーテンの裾上げ料金は意外に高いもの。料金を浮かせるためにも、なんとか自分でカーテンの裾上げをできないものでしょうか。
【カーテンの裾上げ】料金は?
カーテンの裾上げをすると、それなりに料金がかかるという話でしたが、いったいどれくらいの料金がかかるのでしょうか。
その料金がそれほど痛手ではないということであれば、自分で裾上げをせず、プロに任せたほうが良いため、料金に関してもしっかりと知っておきましょう。
カーテンを裾上げするために必要な料金は、1500~4000円程度の料金となります。これはカーテン一本の値段です。1つの窓であればカーテンを2本使いますので、倍の料金が必要でしょう。それを考えれば、カーテンの裾上げをするためには、かなりの料金が必要ということになります。
お金をたくさん持ってる人であれば気にならないかもしれませんが、多くの人はやはりこの料金は気になってしまうでしょう。場合によっては、カーテン自体の料金よりも高くなってしまうこともあります。やはり多くの人は自分でカーテンの裾上げをしたいと思うでしょう。
カーテンの裾上げ!準備することは?
カーテンの裾上げをお願いすると、ある程度の料金がかかってしまうため、自分でカーテンの裾上げをしたいと思う人も多いでしょう。ここからは、自分でカーテンの裾上げをする際に、まずは準備しておかなければならないことを紹介していきたいと思います。
カーテンの裾上げを行う際には、事前にしっかりと準備をしておかないと、いざカーテンを裾上げした時に丈が合わないなど、大きな失敗をしてしまうことになります。そのため、事前に準備をしっかりしておくことが大切なのです。
カーテンの裾上げを行う前にやっておくこととしては、様々なことがありますが、これらはしっかり全てのことを行っておくようにしましょう。一つだけやって、後はやらないとなると、結局は自分が困ってしまうことになります。全部をやってこそ、準備完了となるため、そこは忘れないようにしてください。
ではさっそく、カーテンの裾上げを行う前にやっておくべき準備を紹介していきたいと思います。
【カーテンの裾上げ!準備①】長さを測る
カーテンの裾上げをする前に行うべき準備としては、長さを測るというものがあります。
実際にカーテンを裾上げする際には、丈をどのくらいの長さに裾上げするのかということが、かなり重要になってきます。丈の長さを間違えてしまうと、どれだけうまく裾上げできていても、また一からやり直す羽目になってしまうため、最初の段階でしっかり丈の長さを決めておくということが大切なのです。
長さを測る際には、カーテンをかけるフックから、長さを測るようにしましょう。こうすることで、正しい長さを測ることができます。
カーテンのレールには、レールによって長さを調整できるようなものもありますが、調整できる長さの真ん中の長さを基準として、長さを測るようにしてください。そうすることで、裾上げをした後に、短くも長くも、細かい調整ができるようになります。
【カーテンの裾上げ!準備②】長さを決める
カーテンの裾上げをする前に行うべき準備としては、長さを決めるというものもあります。
カーテンのレールから長さを計ったら、実際にカーテンの丈をどのくらいの長さにするかということを決めなければなりません。人が通れる大きな窓の場合は、床から2センチ前後、離れている程度の長さにし、人が出入りしない、腰くらいの高さにある窓であれば、窓よりも10~15センチ程度長くなるように調整しましょう。
このくらいの丈のほうが、地面のホコリがくっついてしまうのを防ぐことができますし、窓の外から部屋の中も見えなくなります。
カーテンの丈を決めたら、まち針などでカーテンを止めておきましょう。こうすることで、不意に丈の長さがずれてしまうことを防ぐことができます。しっかり計っても、長さがずれてしまい、それに気付かず、間違った丈で裾上げをしてしまったら、最悪です。丈の長さを間違えないように、しっかりまち針で止めておきましょう。
【カーテンの裾上げ!準備③】実際に合わせる
カーテンの裾上げをする前に行なうべき準備としては、実際に合わせてみる、というものもあります。
長さをはかり、カーテンを裾上げする長さを決めた後、いきなり手縫いを始めるというのはNGです。長さとしてはそれで合っていても、実際にカーテンを取り付けてみたら、想像とは違っていたということはよくあります。この場合、手縫いをほどき、また一から作業しなければならないため、かなり面倒です。
カーテンの丈を決めたら、まち針を使って、裾上げする長さを維持しているでしょう。そうした場合、一度そのまま、カーテンを装着してみましょう。出来上がりのイメージを確認するためです。
実際にそのようにして確認することで、もっと長くしたいということであれば、再度、調整し直してください。OKということであれば、そのままで良いですが、このプロセスを飛ばしてしまうと、後悔することになるため、必ず一度、長さを決めたら合わせてみるようにしましょう。
【カーテンの裾上げ!準備④】アイロンをかける
カーテンの裾上げをする前に行なうべき準備としては、アイロンをかけるというものもあります。
裾上げする長さに仮止めしている部分も、アイロンをかけることにより、折り曲げている部分が、しっかりと形づくようになります。こうしておくことで、後の作業がかなり楽になりますので、裾上げが終わった後にもアイロンはかけますが、裾上げ前にもしっかりとアイロンをかけておいたほうが良いのです。
アイロンは裾上げする部分だけでなく、全体にかけておくようにしましょう。裾上げした後、アイロンをかける際には、裾上げした部分だけで済むようになるため、手間が省けます。
アイロンをかける際には、しっかり当て布をするということも大切です。カーテンの種類にもよりますが、当て布をしないと、カーテンが変形してしまうような素材もあります。当て布するべきかどうかわからない時には、念のために当て布をするということを心がけておいたほうが確実です。