みなさん、瞑想をされたことはありますか?
わたしはヨガを始めたばかりの頃、瞑想が苦手でした。
瞑想を行なっていても、どうしても「今日の晩ご飯なにしようかな?この後の予定は…」といった雑念が思い浮かんでしまっていたからです。
そんな方にも、サマタ瞑想は初心者でもとっつきやすい瞑想です。
ぜひ、サマタ瞑想を取り入れて心地よさを体感してみてください。
サマタ瞑想とは?
まず瞑想には大きく分けて「止(サマタ)」と「観(ヴィパッサナー)」が存在します。
そしてサマタ瞑想は、1点集中して行う瞑想です。
それに対し、ヴィパッサナー瞑想はただありのままにに観察する瞑想です。
わたし自身”瞑想=頭の中を空っぽにして自分を観察するもの”と考えていました。
今考えると、これはヴィパッサナー瞑想ですね。
この瞑想を繰り返している、はじめは瞑想中に雑念が思い浮かび途中で断念してしまうことも多かったです。
もちろんヴィパッサナー瞑想も訓練を行うことで、”ありのままに観察する”という意味が理解でき、その状態に持っていくことは可能です。
しかし、初心者でつまづいてしまうこの雑念。
ここを払拭するには、サマタ瞑想のように1点集中を行うやり方が受け入れやすい方法だと考えています。
サマタ瞑想について紹介していきますので、今まで瞑想は取っつきにくい印象を持っている人こそサマタ瞑想を行なってみてはいかがでしょうか。
サマタ瞑想のやり方
サマタ瞑想は”1点集中”という至ってシンプルなやり方ではあるのですが、その種類は40種もあると言われています。
要は、なにか集中する1つの事象を決めてそのことに意識を赴く方法です。
至ってシンプルな瞑想だと感じています。
その中でも、具体的に代表的なやり方をご紹介していきます。
まず瞑想で基本となる姿勢は、ご自身が集中できる環境で行なってください。
そして、リラックするできる服装と姿勢を心がけていきましょう。
数息法(呼吸を数える瞑想)
楽な姿勢で座ります。
そして、軽く目を閉じます。深呼吸を行う
まずは深呼吸を行い心を落ち着かせ、呼吸に意識を向けていきます。
そして、カラダの余分が力を抜いていきましょう。呼吸を数えていく
”吸って・吐く”この一連の流れを「1」とカウントします。
1〜10までをカウントできれば、また1へと戻ってカウントしていきます。いくつまで数えなければならないというルールはないです。
自分で時間を決めて行なってもいいですし、飽きたら終了するというルールでも構いません。
雑念が湧いてきたときは、また数を数えればいいだけです。
ただ、心地よい状態をキープして数えることに集中していきます。
とてもシンプルでオーソドックスなやり方です。
もし、10まで数えたくなければ1~5と自分ルールでも大丈夫です。
ろうそくの炎をみつめる瞑想
楽な姿勢で座ります。
目線の先に、ろうそくに炎を灯します。
その炎が揺れている様子を、じっと見つめます。
炎を見つめながら、自然と呼吸を続けていきます。
凝視していると目が疲れるので、半目でぼんやりとみるのがポイントです。
ろうそく炎が苦にならない方にオススメですね。
イメージ瞑想
楽な姿勢で座ります。
そして、軽く目を閉じます。
自分が好きな人、もの、景色、食べ物、色。
なんでも結構ですので、好きなものを思い浮かべます。
好きなものを思い浮かべると心が温かくなります。
その温かい心を持ちながら、好きなものだけに集中して深い呼吸を行なっていきます。
わたしは個人的に好きな瞑想です。
好きなものを思い浮かべるので、幸せな気持ちになります。
ただ、ここでは好きなもの=たくさん思い浮かべるというよりは1つに絞ってみましょう。
代表的なものを紹介しました。
どのやり方が正解というわけではないので、スッキリすると思える方法を選んでみてください。