桃をなでるように「頭皮を」洗うのがポイント
いよいよ洗髪。洗うときも、髪ではなく、頭皮を洗うという意識を持ちましょう。髪の毛の汚れは、泡が流れるだけで十分落ちますので、汚れの落としづらい、頭皮を洗うことが大切です。
よく、抜け毛がこわいからといって、シャンプーする際はおそるおそる髪に触れる、という声も良く聞きます。しかし、頭皮の清潔を保つ事は、抜け毛や薄毛を防ぐ頭皮ケアの基本です。外側から洗うだけでは頭皮の汚れを落とせないことがありますので、きちんと頭皮に触れて洗いましょう。その変わり、頭皮への「タッチ」は桃をなでるくらいの優しさでお願いします。
爪を立てずに、指の頭(指の腹よりも先端。ピアノの鍵盤にあてる位置)を頭皮に直接あてて洗います。ネイルが長い方は指の腹でもよいですが、指の腹よりは、指の頭の方が、面積が小さいためにピンポイントでの洗浄が可能になります。 そして指を大きく動かすのではなく、細かく動かして洗っていきます。 髪は、1平方センチメートルに平均200本生えていますので、歯ブラシのように、細かく動かす必要があるのです。小さな毛穴を意識して、優しく、細かく、丁寧に、です。
そうすることで、毛髪同士の摩擦も最小限におさえられ、ダメージ予防になります。ワシャワシャと激しく洗うのは、爽快感があるかもしれませんが、洗い残しや毛髪のダメージの原因になりかねません。
また、長時間洗えば洗うほど良い、というわけではありませんので、全体をまんべんなく洗えたら、次のステップへ進んでください。
頭皮を“動かす”マッサージもおすすめ
ステップ(1)のブラッシングで頭皮が凝り固まっていることを感じた方は、ここでマッサージを取り入れても良いです。頭皮や髪に泡がつき、滑りやすくなっている状態で行いましょう。
マッサージのコツは、頭皮を摩擦するのではなく、頭皮と両手の指頭を密着させ、両手をギュっと寄せるようなイメージを持つこと。こうして頭皮を動かしていきます。毛穴のストレッチ、という感じです。 特に頭頂部は、頭皮が凝り固まりやすい場所で、中には動かない方もいらっしゃいます。それは、健康な状態とは言えませんので、少しずつマッサージを積み重ね、弾力のある頭皮にしていきましょう。
―オトナ女性の美髪講座― 元井里奈 東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」
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