菊の全体的な花言葉は高貴、高尚、高潔です。3つの花言葉はどれも褒め言葉です。菊の花は、白や黄色を目にする事が多いでしょう。他にも赤色やピンク色などもあります。種類も豊富で、それぞれに花言葉があります。品位や品格を持った花として見られる菊の花言葉をご紹介します。

菊の花言葉【色別】

【菊の花言葉】赤い菊の花言葉は「愛情」

赤い菊の花言葉は「愛情」、「真実の愛」、「あなたを愛しています」です。情熱的な感情をイメージする赤色の菊は愛を確かめ合ったり、感謝の気持ちを伝える時にも使える花です。パートナーや恋人にプレゼントするのはもちろん、家族にプレゼントするのもおすすめです。11月27日の誕生花です。

菊に限らず赤色には愛に関係のある花言葉がつきます。赤色の菊は1本でも目を惹く華やかさです。寝室などに飾るといつまでも仲良くいられます。菊の花は、お正月飾りや水引などにも使われるなど、菊の中でもとても縁起の良い色です。リビングに飾って家族の目につくようにすると、家族愛が深まります。

【菊の花言葉】白菊の花言葉は「真実」

白色の菊の花言葉は「真実」、「誠実」、「あなたを慕っています」です。白色は、嘘偽りのないイメージを表わしています。誠実な事を表わしたい時は、白色の菊が最適です。白菊をプレゼントする際は相手にも花言葉を伝えると良いでしょう。

白菊は仏花のイメージを持つ人が多いでしょう。仏花と言っても縁起が悪い意味になる訳ではありません。菊は皇室の紋章に使われるなど、とても厳粛であり格調高い事から仏花として使われるようになりました。白色には「旅立ち」という意味もり、卒業式に使われる事もあります。10月14日の誕生花です。

【菊の花言葉】黄色の菊の花言葉は「破れた恋」

黄色の菊の花言葉は「破れた恋」、「失意」などマイナスのイメージの花言葉です。黄色の花にはあまりよくない花言葉が付いている事が多いです。危険を知らせる色や注意を促す色に、黄色を使う場合が多いのも、花言葉にはマイナスイメージに繋がります。9月3日の誕生花です。

黄色の菊の花言葉だけ悪い意味なのには、西洋でのキリスト教文化の影響があります。西洋での黄色の菊の花言葉は「軽んじられた恋」です。ここから日本にも黄色の菊は悪いイメージがつきました。他の花でも黄色は「軽蔑」や「嫉妬」などの花言葉がつけられています。仏花に使う場合は、白色と同じ意味で使われています。

【菊の花言葉】オレンジ色の菊の花言葉は「陽気」

オレンジ色の菊の花言葉は「陽気」「明るい」などがあります。オレンジ菊には、球体のピンポンマムやスプレーマム、スイセンのような形の花を幾つも付ける種類があります。オレンジ色の見た目から明るく元気なイメージの花言葉がついています。10月1日の誕生花です。

【菊の花言葉】緑色の菊の花言葉は「やり直し」

緑色の菊の花言葉は「やり直し」、「静止」です。緑色は自然を表しています。やり直しという花言葉ですが悪い意味ではなく、ステップアップという意味になります。緑色の菊はグラデーションが綺麗なので、ドライフラワーとしても人気の色です。

菊の花言葉【品種改良色別】

【菊の花言葉】ピンク色の菊の花言葉は「甘い夢」

ピンク色の菊の花言葉は「甘い夢」です。菊の花意外にもピンク色は優しさや可愛らしさをイメージさせる色です。夢という花言葉ですが、恋や愛などの意味が強くロマンチックな花言葉なので、意味を理解してパートナーや恋人にプレゼントすると喜ばれるでしょう。淡い色の花同士が相性が良いでしょう。9月9日の誕生花です。

ピンク色のイメージから「優しさ」、「甘え」などの可愛らしい花言葉がつきます。ピンク色の花を飾ると気持ちが穏やかになると言われています。ピンポンマムのような花が大きなものなら1本でも可愛らしく飾れるのでチャレンジしてみてください。

【菊の花言葉】紫色の菊の花言葉は「私を信頼してください」

紫色の菊の花言葉は「私を信頼して下さい」、「恋の勝利」という花言葉があります。紫色の菊は品種改良で作られた色なので、他の花も品種改良した物には同じような花言葉がつく事が多いです。信頼を得たい場合は、会社などに飾るとお互い信頼しあえる良い環境になります。

紫色の菊は12月13日の誕生花です。菊は平安時代から観賞用として重宝されていました。現在も皇室園遊会が行われており、観菊御宴とも呼ばれています。菊の花は昔から馴染みのある花です。

菊の花は皇室の家紋にもなっており、日本を代表する花の1つです。桜も日本を代表する花です。

菊の花言葉【本数別】(BELCYオリジナル)

【菊の花言葉】1〜10本の花言葉は「運命」

菊の花言葉は高貴・高尚・高潔!色・本数・品種別で異なる?
(画像=『BELCY』より引用)

1本から10本の花言葉には「運命」、「愛」、「夢中」、「感謝」、「一生愛し続ける」などです。菊の色や種類の組み合わせにより花言葉は変化します。赤色やピンクなどの色で花束を作るとより愛や感謝などの花言葉の力が効果的に相手に伝えられるでしょう。他の花の花言葉が愛に関係していれば組合せても相性が良いです。

菊をプレゼントされた時の飾り方として、1本ならそのまま一輪挿しで構いません。菊は存在感があるので1本でも十分癒しになります。数本プレゼントされた場合は、長さが短めの花瓶が良いでしょう。茎を短めに切り、花と花をギュッと中心に合わせると可愛らしくなります。数本の場合は、まとまりのある飾り方が良いです。

【菊の花言葉】11〜20本の花言葉は「最愛」

菊の花言葉は高貴・高尚・高潔!色・本数・品種別で異なる?
(画像=『BELCY』より引用)

11本から20本の花言葉は「最愛」、「想いを伝える」、「恋する気持ち」などがあります。しかし、本数によっては、悪い花言葉になる場合もあります。15本には「謝罪」という花言葉がつきます。16本には「不安」17本には「絶望」という花言葉がつきますので、花束をプレゼントする場合には注意が必要です。

10本以上菊の花を飾る場合は、縦長の花瓶に枝や細長い葉を合わせて飾ると良いです。バランス的には花瓶の長さより花や葉が長い方が良いでしょう。想いや気持ちを毎日確認したり、願ったりする場合は玄関などに飾ると良いでしょう。花言葉を紙に書いて花瓶の隣に置くと効果があがります。

【菊の花言葉】21本〜50本の花言葉は「誓い」

菊の花言葉は高貴・高尚・高潔!色・本数・品種別で異なる?
(画像=『BELCY』より引用)

21本から50本の花言葉は「誓い」、「永遠」、「永遠の愛」などです。プロポーズや誕生日の贈り物にする際は、お互いにとって意味のある、本数にする事が多いようです。記念日や誕生日の本数にすると愛を確かめ合えます。マナーとして年齢の数にはしない方が良いでしょう。

菊の花を50本も貰う事や購入する事は少ないでしょうが、たくさんの花を飾る場合は思い切ってバケツなどの大きさの物にまとめて飾ってみてください。色別や2色、3色と自分のセンスで変えてみてください。50本となると場所を取りますが、お部屋ごとに少しずつ分けて飾っても良いでしょう。

【菊の花言葉】51本〜100本の花言葉は「尽くす」

菊の花言葉は高貴・高尚・高潔!色・本数・品種別で異なる?
(画像=『BELCY』より引用)

51本から100本の花言葉は「尽くす」、「捧げる」、「一生の愛」などです。プロポーズやパートナーにプレゼントしても良いですし、家族への思いを込めてプレゼントしても良いでしょう。50本から100本となるとかなり気持ちが込められている事が感じられます。結婚記念日などにサプライズするのも良いでしょう。

100本の菊を手にした事のある人は、華道家や花屋さんくらいでしょう。飾るとなると一般家庭ではなかなか難しいでしょう。枯らしてしまうのは勿体無いので、綺麗なまま残す方法としてドライフラワーにしましょう。菊は吊るすと花が下を向いて綺麗にできないので、花をタッパーにシリカゲルと共に入れて乾燥させましょう。

【菊の花言葉】100本以上の花言葉は「結婚してください」

菊の花言葉は高貴・高尚・高潔!色・本数・品種別で異なる?
(画像=『BELCY』より引用)

100本以上の花言葉は「生涯の愛を誓う」、「全てを捧げる」です。特に108本には「結婚してください」という花言葉があるので、プロポーズの時に108本の花束を渡すという人も多いです。108本の意味は10と8の語呂合わせで「永遠」という日本での意味になります。

100本以上の菊の花束は1歳児を抱えている程の大きさがあります。全てを綺麗なまま残す場合は、小分けにし花瓶に移します。水のみで生ける場合、水の量を少なめにし茎の寿命を延ばしてあげましょう。毎日水を替える時に茎を切るとより良いでしょう。花の延命剤を使用する場合は4日から5日で水を替えてください。

どんな種類の花も花束にすると、相手に対しての想いを込められるので、言葉で伝える事が苦手な人は花束をプレゼントに選んでみましょう。特に女性は花をプレゼントされると喜びますので、パートナーや恋人、好意のある人に是非プレゼントしてみてください。

菊の花言葉【種類別】

【菊の花言葉】スプレーマムの花言葉は「私はあなたを愛する」

スプレーマムは、アメリカで生まれた品種で、特徴はたくさんの枝にたくさんの花を咲かせる事です。色は白、黄色、オレンジ、ピンク、緑などがあります。日本では仏花などでよく使われていますが花言葉は「私はあなたを愛する」、「清らかな愛」、「わずかな愛」です。ピンクなどは花束やブーケにも使われます。

スプレーマムには種類があり、剣山のような形のクッションマムと鉢植えで育てるポットマムがあります。11月1日の誕生花で花言葉のように優しいイメージの菊で、色の種類が豊富な品種です。

【菊の花言葉】ピンポンマムの花言葉は「嬉しい夢」

小さな花びらが何重にも重なり、まん丸な球体のような花の形をしているのがピンポンマムです。ポンポン菊とも呼ばれています。ピンポンマムの花言葉は「嬉しい夢」です。新たな事に挑戦する人などにプレゼントすると良いでしょう。「君を愛す」という花言葉もあり、式場やブーケなどに使われる事が多い菊の種類です。

ピンポンマムは11月9日の誕生花です。ピンポンマムはオランダで開発された品種です。花言葉は「君を愛す」ですが、まんまんるのフォルムは誰からも愛される可愛らしい菊の花です。バルーンマムという種類もあり、ピンポンマムより一回り大きく、1本でもかなりの存在感があります。

【菊の花言葉】寒菊の花言葉は「健気」

寒菊は名前の通り12月の寒い時期に花を咲かせる菊です。寒菊の花言葉は「健気」、「真の強さ」です。寒い時期に花を咲かせる姿が花言葉の由来だとされています。12月は受験など頑張ってる人が多い次期です。寒菊を送って頑張ってる人を励ますのも良いでしょう。

寒菊は12月16日の誕生花で、晩秋に華やかに咲いた後、12月から1月にかけて黄色や白、紫色などの小輪や中輪の花がひっそりと咲きます。その姿から花言葉が「健気」となりました。寒菊はつぼみが小さいですが、花が開くと華やかさの中に気品があり、1月いっぱい寒い風に吹かれながら健気に咲き続けます。

【菊の花言葉】小菊の花言葉は「元気」

菊の花の大きさは大輪が18cm以上、中輪9cm以上18cm未満、小輪9cm未満と分けられています。特に小輪に分けられる菊を小菊と呼びます。花言葉は「元気」と「純情」です。前向きな花言葉なので、他の花と組み合わせて花束にもできる種類の菊です。

小菊は1月5日の誕生花です。花言葉が「元気」には理由があります。小菊は1年の最後に咲くので「究極」や「最終」の意味もあります。小菊が咲くと1年の終わりを感じる事から、1年を元気に過ごせた事に感謝や喜びを感じ「元気」という花言葉がつけられました。小菊の冬に懸命に咲く姿には励まされるでしょう。