宮城県で支援制度のあるおすすめ自治体3選

宮城県で田舎暮らし!宮城県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住したい』より引用)

宮城県の各自治体では、移住・定住のためのさまざまな支援制度を設けています。編集部がとくに魅力的だと思う3つの自治体をピックアップしました。

  • 石巻市
  • 栗原市
  • 色麻町

宮城県の移住支援を調べていると、お試し移住をしている自治体が多くありました。移住前にしっかりと自治体のサポートを受けていると、移住後にも交流が続き、宮城県での暮らしもスムーズにスタートできるでしょう。それでは上記であげた3つの自治体の特徴や支援内容についてご紹介します。

石巻市

宮城県の東部に位置し、宮城県内で2番目に人口が多いとされる石巻市。石巻市には世界三大漁場のひとつとされる「金華山沖」があり、日々新鮮な海産物が水揚げされています。石巻市のどこにいても、海や山、川などの自然を感じることができます。一方で大規模商業施設もあるために、地方都市としての利便性も保持しています。

石巻市には、子育て支援施設「石巻市子どもセンターらいつ」があります。子どもの視点を大切にし、子どもたちとともに運営する児童館です。子どもの権利を大切に活動する石巻市には、子育て世帯の移住希望者からも注目が集まっています。

それでは石巻市が掲げる支援制度をいくつか見ていきましょう。

・移住コンシェルジュ

石巻市には頼りになる移住コンシェルジュがいます。石巻市に移住するために知りたい情報はもちろん、希望のライフスタイルから地域の提案などをしてくれます。
コンシェルジュの中には、実際に東京からUターンしてきた方もいるので、移住希望者の悩みに寄り沿ったアドバイスがもらえることでしょう。お話することで、移住に関する漠然とした不安や、次にしなくてはいけないことなどが明確になりますよ。まずは、相談することからはじめてみてくださいね。

・おためし移住

石巻市のおためし移住は、街なかエリアと田舎エリアにあるふたつの住宅から選択可能です。希望に近い住宅での体験ができるため、移住後の生活がイメージしやすいでしょう。最大7泊8日の滞在費が無料で利用できます。レンタカーも使用できるため、思う存分石巻市について知ることができますよ。

・移住支援金

移住支援金は、東京圏から石巻市に移住した方に支給されます。みやぎ移住ガイドに掲載している求人に就職した方や、移住支援金の申請日より5年以上継続して勤務する意思があるなど、さまざまな要件があるため、詳細は石巻市の自治体ホームぺージをご確認ください。

・石巻市空き地・空き店舗活用事業助成金

中心市街地の活性化を図るために、石巻市内の空き地・空き店舗活用事業にともなう助成金を交付する制度です。空き地を購入する場合の助成限度額は100万円、空き家の場合は150万円となります。賃貸の場合でも助成されるので、石巻市でお店を開きたい方はぜひ活用してください。

栗原市

宮城県の北西部に位置している栗原市は、森林や田畑が面積の8割を占めています。自然いっぱいの田園都市のため、本格的に田舎暮らしをしたい方にはぴったりなエリアです。一方で、新幹線に乗れば仙台まで25分という点が、移住希望者にも注目されるポイントです。通勤や通学も気負わずにできる距離感は、移住地を決める際に重要ですよね。

岩手県と秋田県にまたがる栗駒山の雪どけ水を利用してつくる米は、有機質の高い土壌に恵まれており、安全で美味しいと評判です。栗原市の公式YouTubeチャンネルでは「くりはら暮らしのここがいいとこ!」を配信しています。

栗原市に住む人々の等身大のインタビューはきっと参考になりますよ。実際に暮らしている人の声を聞くことで、移住後の生活をよりリアルにイメージできるでしょう。あわせて栗原市のPR動画もぜひチェックしてみてくださいね。それでは、栗原市の移住支援についてご紹介します。

・ホームサーチ事業(空き家バンク制度)

栗原市では、移住検討者のために、市内の空き家情報をホームページにて公開しています。物件の間取りや写真、設備などが掲載されているため、現地に足を運ぶことなく詳細が確認できます。遠方の方でも思い立った時に探すことができるのもメリットです。

・若者定住促進助成

移住を希望する40歳以下の世帯が、住宅を購入した際に助成金が支給されます。住宅の購入にかかる借入金残高の5%を対象とし、上限20万円を最長5年間受け取れる制度です。

・おためし移住生活「ステイくりはら」

栗原市での田舎暮らしを体験できる住宅があります。栗原市外に在住で、栗原市への移住を検討している方が対象です。これまでに129組・191名の方が利用しているのだとか。(2021年3月末まで)
移住体験の住宅の名前は「花山百目木(はなやま どうめき)」。木造平屋の住宅にお試し移住をし、栗原市の自然景観を思いっきり体感してください。田舎暮らしをスムーズにできる術のひとつとなるでしょう。

・オーダーメイド型アテンド

上記で紹介したお試し移住体験の間に、栗原市の環境や風土、食文化を知ることのできるオーダーメイドアテンドを実施しています。移住を検討している方の知りたい情報や不安などを事前に聞き、その相談内容にもとづいたアテンドをしてくれるそうですよ。希望に応じて移住の先輩たちとの交流や、空き家物件の見学ができるので、充実した時間が過ごせます。
お試し移住体験と平行して、より濃い情報を集めてくださいね。きっと栗原市の田舎暮らしにぐっと興味が沸くことでしょう。

・若者遠距離通勤支援事業補助金

栗原市では、遠距離通勤にかかる費用の一部を助成する制度を実施しています。対象者は40歳以下の新規学卒者または転入者で、常時雇用者として雇用されている、片道50キロメートル以上の遠距離通勤をしている方となっています。
補助金額は基準額ー通勤手当×0.5%です。鉄道での通勤であれば、定期券1カ月相当額、高速バスは48,000円など、最大2年分を助成します。詳細は栗原市の自治体ホームページを確認してください。

色麻町

宮崎県北西部にある色麻町(しかまちょう)は、美しい緑に囲まれた自然豊かなまちです。アウトドア施設も豊富で、生活環境も整っているため、ほどよい田舎暮らしがたのしめるエリアです。「かっぱのふるさと」をキャッチフレーズとしているため、色麻町のいたるところにおかっぱ様といわれる絵や像があるとか。
自然豊かな環境は、のびのびと子育てができると人気の移住地です。色麻町の子育てに関わる支援についていくつかご紹介します。

・18歳まで医療費無料

色麻町では、高校修了前の18歳まで医療費が無料という制度を実施しています。子育て世帯の経済的な負担を軽減するために取り入れられました。

・子育て支援出産祝い金

色麻町で出産をすると、出産祝い金が支給されます。支給額は第二子出産時に50,000円、第三子出産時には100,000円となっています。地域全体で出産をお祝いしてくれる姿勢は、子育て環境の良さに直結しています。

・学校給食費の助成

色麻町の小学校・中学校・幼稚園に在学中の子どもたちの給食費を助成する制度も実施しています。色麻町に住んでおり、町民税や固定資産税などの町税を完納している方を対象としています。

・三世代同居等支援事業

三世代で暮らすことを目的に色麻町へ移住した世帯に対し、住宅の購入およびリフォームにかかった経費の一部を補助する制度です。
補助金額の上限は100万円で、対象となる工事は、敷地造成や門・塀などの外構工事、物置・車庫の設置のほか、家具や家電用電気機械器具の購入など多岐に渡ります。詳細は色麻町の自治体ホームページをご確認ください。

三世代での移住を検討している方は、住宅の取得やリフォームを大幅におさえることのできる色麻町の支援をぜひ利用してくださいね。

まとめ

宮城県で田舎暮らし!宮城県のメリットデメリットやおすすめの自治体について紹介
(画像=『移住したい』より引用)

宮城県は、田舎と都市部のバランスが良いエリアです。都市部に暮らしていた方でも、比較的なじみやすいことから、はじめての田舎暮らしにも適した移住地です。移住前には、車の維持費やそのほかのデメリットについてもしっかり確認し、ひとつずつクリアにしていくことが大切です。
宮城県はお試し移住などの支援も充実しているため、積極的に利用することで移住後の失敗や後悔が軽減されるでしょう。自身が納得した上で宮城県での田舎暮らしを決行すれば、すてきな田舎ライフが実現できます。


提供・移住したい

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