近年、円安やウクライナ情勢などの影響で物価が上昇しており、今後も続く可能性が高いと言われています。そこで今回は食費に着目して、一人暮らしの平均的な食費や節約方法を知り、少しでも支出を抑える方法を紹介しましょう。

■一人暮らしの平均的な食費額は約4万円

2021年度の家計調査によると、単身世帯の1ヵ月食料費は3万8,195円でした。ただ、人によって生活費における食費の割合は異なるため、一般的な食費額を算出する際にエンゲル係数を使う場合があります。

エンゲル係数=食費÷消費支出合計×100

年代や世帯人数になどによって若干違いますが、この調査における平均的なエンゲル係数は25%ほどでした。仮に20万円の収入があるとすると、食費5万円、その他の支出が15万円のときに、エンゲル係数が25%になります。

ただ、人によってベストなバランスは異なるため、収入に対する食費の割合を考える場合は、家計調査における単身世帯の平均的な食費やエンゲル係数をもとにして、自分に合った食費額を算出すると良いでしょう。

■<節約術1>外食よりも自炊を増やす

食費5万円を1ヵ月30日で割ると1日あたり1,666円、3食なら1食500円ほどです。毎日のように外食すると考えると、あっという間に1日の食費予算をオーバーするでしょう。

このことからも、外食するよりは、できるだけお得なときに食料をまとめ買いをするなどして、自炊を増やした方が節約しやすいのです。

■<節約術2>買い物方法を工夫する

無駄な買い物をしないためにも、事前に必要な物をメモして買い物に行くと良いでしょう。買い過ぎを防ぐために、宅配ショッピングを利用するのもおすすめです。

また、現金で買い物をしてもそれ以上の特典はありません。現金払いの際にはポイントカードを併用する、クレジットカード決済やQRコード決済でポイントを貯めるなど、支払い方法を工夫することも節約につながります。

■家計を見直して節約を始めよう

節約するには、現状を知ることが大切です。まずは自分の家計の状態を確認し、不要な支出を探っていきましょう。その上で、自分に合った食費の割合やその他の支出を考えて予算を組むと、無理のない節約ができるはずです。

文・山村望愛

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