赤ちゃんの体温・平熱について詳しくご紹介します。一般的に、赤ちゃんは体温・平熱が高いことが多いです。新生児の月齢によって体温が大きく変動することはないので大まかな平熱を把握することは可能です。新生児の健康維持のためにも、体温・平熱の知識を勉強しましょう。

赤ちゃんの体温が高い!これって危険?

子育て中、赤ちゃんを抱っこしたとき、とても温かく感じたことはありませんか?
「もしかして微熱!?」
「体の調子が悪いのかな・・・」
「病院に連れていくべきなの?」
そんな心配をしたことがある人も多いかもしれません。

しかし、赤ちゃんの平熱はわたしたち大人よりも高いのが普通です。新生児の体が少しぽかぽかしていても、心配することはありません。
特に新生児は、眠りに落ちるときや、食事をするとき、そして泣くとき、更に体温が上がるといわれています。発熱しているわけではありませんが、知識がないと不安になってしまいますよね。

新生児の平熱について、詳しく紹介します

この記事では、新生児の平熱の平均を紹介し、子育て中の目安にできるよう解説します。また、赤ちゃんの月齢別の体温の差や、正しい検温の測り方についてもご紹介。
新生児の子育てに不安が無いよう、体温・平熱・検温について詳しく勉強しましょう。

新生児の平熱は、具体的にどれくらい?

子育てする上での基礎知識として、赤ちゃんの平熱を把握しておくことは非常に大切です。検温するにしても、目安となる平熱がわからないと意味がありませんからね。

まず、生後28日以後までの赤ちゃんの平熱は、個人差はありますが、36.5~37.5度の範囲内です。
つまり、わたしたち大人と同じくらいの平熱の赤ちゃんもいれば、すこし高い平熱の赤ちゃんもいる、ということです。

また、生後28日未満の赤ちゃん(乳児・新生児)の平熱は、36.8~37.3度くらいといわれています。新生児といえど、1歳以上の赤ちゃんより体温が低いこともありえます。

こればかりは、定期的に検温して、赤ちゃん個人の平熱を把握するほかありません。37度以上の少し高い平熱の赤ちゃんでも、体に異常がなければ心配することはありません。

赤ちゃんの平熱が一定しない理由とは?

赤ちゃんの平熱は、時に大きく変動することがあります。36.5~37.5度の範囲内ならほぼ心配ありませんが、それでも、体温が一日の間で大きく変わると不安になりますよね。
赤ちゃんの平熱が一定しないのは、ちゃんとした理由があります。

体温を上げるための基礎代謝が追い付かない

赤ちゃんが、自分の体の機能を維持するために必要なエネルギーは、成人の2倍以上ともいわれています。小さな体で、一生懸命エネルギーを生産しなくてはならないため、時に体温を維持するパワーが追い付かなくなってしまうのです。

しかし、それも生後1ヶ月を過ぎれば落ち着いてきます。必要なエネルギーを安定して供給することができるようになるのです。