日々通訳コーディネーターという仕事に向き合っていると、時には苦労する案件にぶつかることもあります。今回はそんな例を2つご紹介していきます。

■機材セットアップ

大規模な会議で通訳ブースなどの機材が必要な場合、テンナインでは機材会社と連携して案件を進めることもあります。この会議では同時進行で複数のプレゼンが行われるなど、機材のセットアップも少々複雑でした。通訳音声を送る送信機を全部で6台も使用したのです。幸いにもかなり早めにご依頼をいただいたため、当日までには半年ほど時間がありました。そこでお客様の希望や案件詳細を聞き、都度機材会社のエンジニアとやり取りをして問題点を一つずつ埋めていったのです。会議が行われる現場もエンジニアとともに下見を行い、音声チェックなどの確認を行いました。

当日も会場にお伺いしなにかトラブルがあった時のサポートに控えていたのですが、事前準備がしっかりと行えていたため大きなトラブルもなく会議は終了しました。6台も送信機があると通訳者も瞬時に判断できないためエンジニアの方に都度アナウンスしてもらうようにお願いしたり、通訳者さんにも会議に関して詳細に説明したりと細かい部分で苦労が沢山あった案件でした。