80年代から90年代にかけて日本のドラマの黄金期を支え、現在までも数々のドラマで主役を務めてきた三上博史さん!ハンサムな顔立ちと変幻自在の演技は、かなりの高評価を得てきました。今回は、三上博史さんが出演したドラマ、そして人気作品を一挙ご紹介!

三上博史のプロフィール

名前:三上博史(みかみ・ひろし)
生年月日:1962年7月23日(2019年現在57歳)
血液型:O型
出身地:東京都
身長:171cm
所属:有限会社三上事務所

1979年に俳優としてデビューした、三上博史さん。80年代後半から90年代にかけて、トレンディドラマに数多く出演し、型にはまらない演技で名実共に日本を代表する俳優の一人となりました。

三上博史さんは、ドラマだけでなく映画、舞台と活躍の幅を大きく広げてきました。今回は、出演ドラマ作品にフォーカスし、加えて現在の幅広い活動もご紹介していきます。

最新出演ドラマは「集団左遷!!」

平成最後、令和最初の日曜劇場と銘打たれた日曜劇場「集団左遷!!」。銀行の支店長に任命された福山雅治さん演じる片岡洋が、リストラ目論む常務に抗う為に行員をまとめ上げていくストーリーとなっています。

三上博史さんが演じたのは、片岡を支店長に命じ、リストラの為にあらゆる手段を尽くす横山常務役。最終回まで、片岡との凄まじい攻防を繰り広げ、究極のヒール役を演じきりました。

三上博史の出演ドラマ一覧

演技派俳優として、さまざまな役柄に挑戦し、数々のドラマに出演してきた三上博史さん。ここからは、歴代出演ドラマを続々とご紹介していきます!

遺産相続弁護士 柿崎真一(2016年)

三上博史さんが、遺産相続専門の弁護士として自ら事務所を構える、柿崎真一役を演じた本作品。浮世離れした柿崎は、女好きのバツ2、そして多額の借金を抱えているという中々だらしない役どころ。

物語は、遺産にまつわる死者の真意を遺族に伝える、というハートフルストーリー。部下役で20歳以上の歳の差のある森川葵さんとの掛け合いも見もの。三上博史さんにとって、初の深夜ドラマ主演作品です。

明日、ママがいない(2014年)

さまざまな事情で親から見離され、グループホームで生きる子供たちの過酷な運命を描いた超問題作。芦田愛菜さん主演で、演技派の子役が集結しました。三上博史さんが演じたのは、グループホームの施設長・佐々木友則役。

ドラマ自体があまりにもセンセーショナルな内容であるため、放送当時から大きな注目を浴びていた本作品。

実験刑事トトリ/実験刑事トトリ2(2012年、2013年)

ホームページが移動しましたnhk.or.jp実験刑事トトリ | NHK土曜ドラマスペシャル 三上博史さんが、動物生態学の研究者から刑事という異色のキャリアを歩む男・都鳥博士を演じた本作品。

単発ドラマながら、脇役やゲストも豪華なことも大きな魅力。都鳥博士の妹役で、栗山千秋さんが衝撃のロリータ姿を披露した際には衝撃を呼びました。おすすめポイントは後述でご紹介!

平清盛(2012年)

松山ケンイチさんが平清盛の生涯を演じた、2012年度の大河ドラマ「平清盛」。三上博史さんは、鳥羽上皇役を演じました。白河院政では全く政治に関わる事ができなかった上に、祖父・白河院に最愛の人を寝取られてしまうという悲運の役どころ。

闇を抱えた儚げな皇族というイメージが、三上博史さんの雰囲気にぴったり!水仙に囲まれる姿はなんとも美しくありました。

誘拐電話綱(2011年)

auスマートパスにて配信された、配信限定ドラマ「東野圭吾ドラマシリーズ-笑-」。東野圭吾さんの小説を原作、3つの笑いの話を集めたオムニバスドラマです。三上博史さんは、「黒笑小説」収録の「誘拐電話網」主演。

三村里江さん演じる妻のミキと共に、蕎麦屋を営む夫のカワシマを演じた三上博史さん。子供のいないカワシマ夫婦のもとに、ある日子供を誘拐したとの電話がやってくるストーリーです。身代金一千万を三日以内という条件のもと、夫婦がとった行動に衝撃が走りました。

総理の密使〜核密約42年目の真実〜(2011年)

沖縄返還のために、日本とアメリカの条約締結に尽力した若泉敬を演じた、三上博史さん。表では非核三原則に基づいて合意された、沖縄返還。

しかし返還から22年後に、実は秘密裏で若泉敬がアメリカに核兵器を許可するとして、交渉を取り付けていた事実を激白します。なぜ若泉敬は激白したのかという真実に迫る、シリアスな内容でした。

同窓会〜ラブ・アゲイン症候群(2010年)

同窓会で30年ぶりに再会した男女が、それぞれに家庭や守るべきものを持ちつつも恋に落ちてしまう、禁断のラブストーリー。三上博史さんは、雑誌の編集長を務めながらも持病を持つ、大久保真一役でした。

黒木瞳さん、吹越満さん、高橋克典さん、斉藤由貴さんという珠玉の豪華俳優陣も魅力的。大久保が見舞われる悲劇は、思わず涙を誘いました。

プロポーズ大作戦(2007年、2008年)

長澤まさみさん演じる、片思いの同級生に告白できず同級生の結婚式を迎えた、山下智久さん演じる岩瀬健。三上博史さんは、失意の岩瀬健の目の前に突如現れた謎の妖精役!タイムスリップ能力を持ち、岩瀬健に対し助言する姿を演じます。

岩瀬健がタイムスリップする際の、「ハレルヤチャンス!」という言葉に懐かしさを覚える方も多いのではないのでしょうか?月9で数多く主演を務めた三上博史さんの妖精役は、かなり斬新でした。

共犯者(2003年)

15年前に同級生を殺し、時効を待つ女・冬山美咲を浅野温子さんが演じた本作品。三上博史さんは、美咲の前に突如現れる事件の真相を知るらしい男・ウエヤマサト役を演じました。

美咲の味方になるといいつつも、彼の出現によって美咲は不可解な事件に見舞われるていきます。かつて90年代にトレンディドラマ「世界で一番君が好き!」でW主演を務めた三上博史さんと浅野温子さんの、時を越えた異色作での共演は話題沸騰でした。

薔薇の十字架(2002年)

結婚6年目、妻との間には子供もおらず仕事も近頃うまくいかない男・工藤桐吾を演じた三上博史さん。ある日、天海祐希さん演じる・高畑暁と勘違いにより2人は出会います。

後日二人は偶然街で再開をし。それから運命の歯車が狂い始める事になっていくのです。三上博史さんの妻役は、石田ゆり子さんが務めました。

タスクフォース(2002年)

三上博史さん演じる、とある世界的電器メーカーに務める会社員・高森が突然命を狙われ日常を侵されていくストーリー。ついに、親友も殺されてしまった高森は自身を取り巻く環境が尋常ではない事に気づき始めます。

日本企業の情報管理の脆さから始まった、国家をも巻き込んだ事件の真実へのストーリーは、手に汗握る展開でした。BS-iで放送された、単発ドラマです。

ビタミンF 母帰る(2002年)

40歳前後の主人公たちが、父を中心とする家族関係、人間関係の問題に直面していくオムニバス形式の本作品。

三上博史さんは、子育て後に父を置いて家を出た母が、久しぶりに帰ってくるという状況に複雑な感情を抱く主人公を描いた「母帰る」で主演を務めました。

陰陽師☆安部晴明〜王都妖奇譚(2002年)

これまで、ドラマや映画でさまざまな俳優によって演じられてきた安倍晴明。三上博史さんが安倍晴明役を演じた陰陽師は、岩崎陽子原作「王都妖気譚」を実写化したものです。主に都滅ぼしを目論む者たちとの戦いが描かれた、本作品。

安倍晴明と攻防を繰り広げる橘影連役には陣内孝則さん。その他共演者には羽田美智子さん、保坂尚輝さん、山田孝之さんといった豪華俳優陣が物語を盛り上げました。

ストレートニュース(2000年)

三上博史さんが、視聴率低迷に悩んでいる報道番組を復活させる為にプロデューサーとして抜擢される矢島俊介役を演じた本作品。

リアルな報道番組を意識するために、20人以上のレギュラーキャストがテレビ局スタッフとして細かく割り振られた配役が印象的でした。

さまざまな事件を通して番組の立て直しを図る矢島。15年前に起きたとある殺人事件を取材する事で、大きく矢島の運命が変わっていくことになります。

リップスティック(1999年)

当時純朴で清純なイメージの強かった広末涼子さんが、少年鑑別所収容生・早川藍を演じたことで大きな話題となった、本作品。三上博史さんは鑑別所の教官・有明悠役。

交流を深めていくうちに惹かれあってしまう、藍と悠の禁断の恋を描きました。収容生には窪塚洋介さんや池脇千鶴さんといった当時の演技派若手俳優陣が出演しています。

世紀末の詩(1998年)

婚約者に裏切られ、自殺未遂をした男・野亜を竹之内豊さんが務め、同じく自殺未遂をした者たちとの同居から「愛」の存在を考えるヒューマンドラマ。

各話ごとにゲストが登場し、一話完結で「愛」にまつわるエピソードが展開されていくのが印象的でした。

三上博史さんが出演したのは、第5話。一見優しくも、前科を持った車椅子の青年・星野役。純名里沙さん演じる留美と出会い、互いに惹かれるも待っていた結末はあまりにも悲しいものでした。

35歳・夢の途中(1998年)

本作品では、35歳になる上田役を演じた三上博史さん。中学校の同窓会で旧友3人と再会し、当時果たせなかった願いを叶えようということになります。

しかし、とあることはきっかけで言い争いが始まってしまうのです。上田と再会する同級生役には、香川照之さん、有森也実さん、松村邦洋さんが務めました。NHKでの単発ドラマです。

世にも奇妙な物語 懲役30日(1998年)

放送当初からトラウマ級のストーリーが話題を呼び、現在までも語り継がれる名作。死刑制度がなくなった未来世界が舞台で、三上博史さんが演じたのは7人を殺した凶悪犯でした。全く反省せずとも、なんと判決は懲役30日。

男は、松重豊さん演じる教官から水も与えられない灼熱地獄での拷問されるも、なんとか30日間耐え続けます。しかし、実は男が拷問を受けていたのは仮想現実での出来事。

現実ではまだ5分しか経っておらず、あと残り29日23時間55分の拷問が残っていることが判明するのです。

それが答えだ!(1997年)

三上博史さん演じる世界的な指揮者・鳴瀬がオーケストラ団員からボイコットを受け解雇され、山小屋に引きこもることから始まるストーリー。

そんなある日、オーケストラの知識ゼロにも関わらずオーケストラ部の顧問となった萩原聖人さん演じる中学教師・池田と出会います。そしてなんと、世界的指揮者だった鳴瀬が田舎の中学生12人に指導することになるのです。

生徒役には、デビューしたての深田恭子さんや藤原竜也さん。音楽以上に大切なものに気づく鳴瀬の姿が印象的でした。

新婚なり!(1995年)

寺の一人息子であるにもかかわらず、ギャンブル好きの映画監督を目指す男・蔵元を演じた三上博史さん。高校の時に両親を亡くし、造園の仕事をする蔵元の妻・菜央役には牧瀬里穂さん。

正反対な人生を歩んできた二人の、愉快な結婚生活が人気を博しました。

適齢期(1994年)

大手企業に勤め、恋人との生活も何不自由のなかった三上博史さん演じる国分。しかし、実家の果樹園の後継者問題に巻き込まれ、恋人とも疎遠になってしまいます。

そんなある日、思い切って結婚相手を求める為に結婚情報サービスに登録する事からはじまるストーリー。恋人役は菊池桃子さん、婚約者役は中島朋子さんが務めました。

この世の果て(1994年)

それぞれが絶望の中で出会った男女の悲哀を描いた、本作品。三上博史さんは、ひき逃げに遭った際に助けてくれた鈴木保奈美さん演じる、まりあと恋に落ちる高村役を演じました。

まりあは過去に放火をした過去を背負い、昼は郵便局員、夜はホステスという生活。高村は親に愛されなかったという傷ついた過去。二人は次第に惹かれあい、まりあは高村の子を妊娠します。

しかし、高村に暴力をふるわれ流産、さらに高村は覚せい剤漬けという事実が発覚。あまりにも暗い内容ですが、当時は月9で放送され、軒並み視聴率は20%超え。バブル崩壊後の世相を反映したかのような結果でした。