40代に入った頃から自分の顔に年齢を感じることが増えてくる人が多いのでは?

肌のシミやしわ、たるみといった肌トラブルだけでなく、なんとなく目元が弛んだ感じ、鼻の下や顎が伸びた感じ、首のしわなど、むしろ肌トラブル以外の「年齢」が顔まわりに現れてくるからです。

ここでは顔まわりに現れる「加齢のサイン」を見逃さず、ヨガの知識を使って対処する方法についてご紹介。

加齢とともに顔は大きくなる!顔ヨガは必須

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

加齢とともに気になりはじめるのは肌だけではありません。

実は「印象」が少しずつ変わっていくのは肌質に加え全体的なたるみによるもの。

もっとも「老けたな」と感じさせる要因は「たるみ」と言っても過言ではありません。

法令線やゴルゴラインはもちろん、年齢と共にどうしても顔も含め全身が「下へ下へと」下がっていくもの。

それを少しでも緩やかにするには姿勢を維持するのが基本中の基本。

しかし、私たち人間の眼は体の正面についていて、何かを見るときはほとんど「下向き」。

これでは「たるみ」が加速します。

例えば、

  • スマホを見るときは目線と同じ高さまでスマホを上げて真っ直ぐ見る。
  • PCを使う時も目線と液晶の高さを揃える

といったように姿勢をとにかく崩さないよう、正しい姿勢を徹底するのが一番効果的です。

あまり知られていませんが、年齢を重ねるほど鼻や耳から毛が飛び出やすくなり、眉毛の毛流れも下向きになります。

これも加齢によるたるみが原因です。

鼻の穴や耳の穴が重力で引っ張られ下方向に広がると、そこから毛が飛び出やすくなるのです。

40歳を過ぎたら「体の全ての方向は上向きに意識!」これが大切です。

世界一簡単な顔ヨガ4選

ライオンのポーズと法令線にアイロンがけ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

顔ヨガの中でもポピュラーで即効性が高いのが「ライオンのポーズ」。

息を吐きながらあっかんべーと舌を限界まで突き出し、その際に目線は眉間にします。

ポーズ中の顔は誰にも見せずに、思いっきりやりましょう。

1回20秒〜30秒を3〜5回程度を1セットとし、1日に3回ほどを習慣化させましょう。

このポーズと一緒に口の中で舌をぐるっと回しながら、法令線にアイロンをかける「舌回し」もマスト。

舌回しはやってみるとわかりますが、とてもハードです。

回数をこなすより、1回・2回と少ない回数でも良いので丁寧に行うようにしましょう。

ライオン+舌回し左右1回ずつをセットにしトイレに入るたびに行うのも◎。

マスクで顔の筋肉を使うことが激減していますがなるべく顔の筋肉をしっかり動かしてあげましょう。

口角アップとアイウエオ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

いわゆる「アイウエオ体操」も顔の筋トレにおすすめです。

さらにヨガの要素を加えるなら「アイウエオ体操」をする際に空を見上げ、両手は胸に置き、大胸筋(鎖骨下からバストの筋肉)を軽く下方向に下げるようにし、デコルテと首にストレッチをかけながら行うと効果的です。

これにより首が前に突き出てしまうのを阻止することと、首周りの血行をよくする相乗効果が得られます。

「ア」のときは指4本が縦に入るくらい大きく口を開け、「イ」のときは指4本が横に入るくらい大きく口を開けて行いましょう。

「ウ」では顔の中心に全てを集めるように、「エ」は思い切り口角を上げ、「オ」は目も丸く開きましょう。

こめかみと耳と耳後ろ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

顔をマッサージするのも効果的ですが、間違ったやり方をすると逆にシミやたるみの原因となり、セルフフェイシャルマッサージは簡単ではありません。

そこでマッサージをしてもリスクが少ないパーツを集中ケアすると良いでしょう。

それは「こめかみ」と「耳」です。

こめかみをぐるぐると指の腹で回すのも気持ちがいいですし、耳をチョキで挟んでぐるぐる回したり、引っ張ったりするのもおすすめ。

特に頭皮が硬い、抜け毛が気になる、目が疲れる、頭が重い、といった時には即効性もあるのでお試しください。

首の後ろは手でほぐしたりストレッチをするのもおすすめですし、首筋にゴルフボールを当ててコロコロ転がすのも肩こり首こりの解消に効果的。

首こりが取れると、顔への血流がよくなるので顔まわりのトラブルが解消されます。

また、脳から体への信号もスムーズに届くようになり、自律神経も整います。

眉もみ&おでこはがし

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

目元の印象が老けてきた、瞼が下がってきたと感じるならそれは「前頭筋(おでこ)」のせいかも。

おでこもなかなかケアを忘れがちなパーツです。

両手をぐーにして第二関節部分をおでこに当てて、くりくりとほぐしてみると、おでこが動かないことがあります。

しかし、続けるうちにおでこがほぐれ骨から外れるように動きはじめます。

時間にして30秒くらい。

驚くべきは、おでこをほぐすと前屈がスムーズにできるようになること!

全身が繋がっていることを体感できます。

ついでに眉毛を親指と人差し指で摘んで眉骨エリアも刺激しておくと、視界がクリアになったり目元がパッチっとします。