さまざまな理由で退職を決める人は後を絶ちません。退職を心に決めた時、そのことを上司に切り出すにはなかなか勇気がいるものです。退職を決めた際に、どのように退職を切り出すと良いのでしょうか。ここではベストなタイミングから、退職を切り出す流れなどをご紹介します。

退職を切り出すタイミングはいつがベスト?

退職する時の切り出し方は?円満に退社するためのマナーを徹底解説!
(画像=『Rolmy』より引用)

退職の申告に関しましては遅くとも1ヶ月前までには行うようにしたいところです。
しかし、1カ月前となってしまうと引継ぎを行ったり、抜けた後の代わりを探すなど会社側にも負担がかかってしまうこととなるため、できれば2・3カ月前には申告することがベストです。

退職を切り出す時期も、会社が決算月や繁忙期の忙しい時期だと、なかなか話が進まない可能性や、引継ぎが上手くいかない可能性もありますので、タイミングは考慮すること。
円満に退職をするためにも、退職を切り出すタイミングは事前に計算をしてお伝えしましょう。

退職を切り出す流れ

退職する時の切り出し方は?円満に退社するためのマナーを徹底解説!
(画像=『Rolmy』より引用)

退職を切り出す一連の流れはなるべく慎重に行いたいもの。
はじめての退職になる人にとってはぜひ知っておきたい、退職を切り出すベストな流れをご紹介します。

1.退職の話を切り出すためのアポイントを取る

退職する時の切り出し方は?円満に退社するためのマナーを徹底解説!
(画像=『Rolmy』より引用)

退職の話を切り出す際には、まずは相談する上司のアポイントを切り出しましょう。
忙しい時期や業務の立て込んでいる時間帯は避けて、余裕をもって話を聞いてもらえる時間帯を確保することがベスト。

その際には退職の話は伏せ「お話ししたいことがあるため、ご都合のよいタイミングで少しお時間をいただけませんか」と切り出しましょう。
よほどのことがない限り、上司も快く時間を作ってくれるはずです。

■ 最初にお伝えをするのは、まずは直属の上司に

一番最初に退職を切り出す先としては、まずは直属の上司に伝えましょう。
それより先に同僚や他の社員に伝えてしまうと、間違った情報が流れてしまうという誤解を生んでしまうことや、想定していないルートで上層部に伝わってしまう危険性があります。

周囲のメンバーには、直属の上司に伝えて正式に退職の日取りなどが決まった段階で伝えるように気を付けることが安全です。

■ 切り出すタイミングは終業時間外、1日の業務終了後がベスト

退職の話を切り出すのは、1日の業務終了後に行うことがおすすめです。
退職自体が、個人的な事情となるため上司の仕事の妨げになる時間帯は避けましょう。

また、退職の話自体があまり喜ばしい話ではない為、人によっては気分を損ねることも…。
落ち着いてしっかり話を聞いてもらうためにも、業務終了後のタイミングがおすすめです。

2.上司と二人きりの場所で退職を切り出す

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(画像=『Rolmy』より引用)

退職の話を切り出す場所としては、周囲に人がいない二人きりの場所を選びましょう。
だとしても、退職のお話はひとつの「交渉事」。

あまり、楽しいお酒の席の後や食事の場などはふさわしくありません。
落ち着いて、面と向かって伝えることができる場所や時間帯の確保は最も意識したいところです。

■ 一方的に退社日を伝えることは避ける

退職の相談をした際に、一方的に退社日を伝えることは避けましょう。
「○月末までに退社させて頂きたいと思います」と、相手を気づかい多少の調整の余地が残したうえでご相談をすることが理想です。

もし仮に、次の勤務先への入社日が決まっている場合はその日取りをお伝えすることも可能ですが、伝え方には細心の注意を払いましょう。
「この人は辞めるのに自分の都合しか考えていない」と思われないように意識してください。

3.引継ぎの段取りやスケジュールを事前に考える

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(画像=『Rolmy』より引用)

会社にとっても、自分にとっても、円満な退職にもっていくためにも、事前に引継ぎの流れやスケジュールは事前に考えておきたいところです。

退職日より逆算をして、いつまでに引継ぎが完了できるのかなども事前に考えて、滞りが無いようにしましょう。

できればギリギリに引継ぎが完了するのではなく、少し余裕をもって完了させましょう。
退職を切り出したタイミングから、頭の中で計画ができているとスムーズにことを進めることができます。

4.退職願や退職届などを用意、提出する

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(画像=『Rolmy』より引用)

順番としては退職願が受理された後に退職届を提出します。
退職願は、上司に退職の意思を伝えた際に相談するようにしましょう。

会社規定のフォーマットが用意されているところもあるので、気を付けたいところです。
退職願を提出して受理されると、次に退職届です。

退職届は正式に退職日が決定した後に出す書類になるので、提出の期限が過ぎてしまうと受理されないという問題も発生しかねないので注意しましょう。
信頼して相談ができる上司、または周囲で退職を経験した人に詳しく提出の決まりなどを聞いてみると良いかもしれません。