「今日はいい天気だね」「夜は雨らしい」にさえイラっとする理由
すべての会話には「ニーズ」が隠れているとNVCでは考えます。
「今日はいい天気だね」という状況を表現しただけの短い言葉にも「だから良い1日にしよう」とか「どこかへ出掛けたいな」とか「誘ってほしいな」とか「おひさまの光は気持ちがいいな、それをあの人にも感じてほしいな」など、本当はあなたなりのニーズが隠れているはずです。
でも、そのことに自分自身も気がついていないことも多いでしょう。
しかし、自分のニーズがわかっていないと「今日はいい天気だね」に対し「夏だから当たり前でしょ」や「だから?」や「夜はゲリラ豪雨らしい」など、全く悪気がない相手の反応にあなたはがっかりしてしまうはずです。
ひどい場合は「もうあなたとは話したくない」となるか、なぜか口論が生じます。
まずは自分が発する言葉の奥にはどんなニーズがあるのかを理解する必要があります。
そのためにNVCでは「自己共感ノート」といった練習法も用意されています。
また、相手が何気なく発している言葉にも必ずニーズがあると考え、適当に返答する前に相手のニーズを引き出す投げかけをします。
例えば「今日はいい天気だね」と言われたら、「そうだね」と共感した上で「こんな天気がいい日はどんな気持ち?」「最高の天気にしたいことはある?」などニーズを引き出すための投げかけをするのです。
つまり、これが会話です。
この「共感」と「傾聴」のプラクティスもNVCの講座ではたくさん用意されています。
まとめ
NVCは本を読んで学ぶこともできますが、実際にNVCの練習をしているサークルに入って実践を重ねたり、ワークショップや講習に参加して学ぶこともできます。
もちろん身近な人との会話の中で練習するのも良いでしょう。
NVCを学んだことで家族関係や人生が激変したという人は少なくありません。
ヨガと同様、自分のあり方を変えるだけで世界が変わる素晴らしいツールですので、ぜひ学んでみてください。
提供・yoganess
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