面接で回答する長所と短所を考えるときは、企業の社風や求める人物像を調べてから、自己分析するのがベター。採用担当者が長所・短所を質問するには理由があります。この記事では長所・短所の考え方について、具体的な性格一覧や答え方の例文、考えるときのポイントを解説。

面接で性格の長所・短所を聞かれる2つの理由

【例文あり】面接で使える性格一覧と長所・短所を考えるときのポイントを解説
(画像=『Rolmy』より引用)

面接官が性格の長所・短所を聞くのは、2つの理由があります。
それぞれを把握した上で考えると、面接官に刺さる回答を準備することができるでしょう。

1.企業の社風や求める人材像と合致しているか確認する

企業の社風や求める人物像と応募者が合致しているか確認したいため、面接官は性格の長所・短所を聞きます。
なぜなら、社風や求める人物像とかけ離れていると、企業が掲げる目標を上手く達成できないためです。

例えば企業の求める人物像が、主体的に動けるプロフェッショナルであるのに対し、応募者の長所が周りに合わせることであれば、求める像に少しギャップがあるでしょう。

社風と違っていたり、求める人物像と違っている場合、採用後に「思っていたのと違う」と感じ、早期退職につながる可能性もあります。

応募者、採用者、どちらにとってもいい結果にはならないため、事前に面接で確認するのです。
このように、面接で長所・短所を聞くことで、企業に適した人物かどうかを相手は見極めようとしています。

2.きちんと自分を分析できているか確認する

面接で性格の長所・短所を聞くのは、応募者が自己分析をしっかり行っているのか確認する意図もあります。
なぜなら、自分の性格をきちんと理解していないと、仕事で成果を出したり、働く際に表面化した問題を改善したりできないためです。

例えば、十分に検討する前に動いてしまうという短所を理解していれば、そのタスクの目的・ゴール・課題を先に考えるように改善することができます。

自分の性格に合わせた仕事の進め方をできるビジネスパーソンは強いもの。
すぐに企業の中心的な人物として活躍してもらうことが期待できるのです。

長所・短所を尋ねることで、自分の人間性を客観的に把握できているか確認しようという面接官の意図があります。

面接で使える性格一覧

【例文あり】面接で使える性格一覧と長所・短所を考えるときのポイントを解説
(画像=『Rolmy』より引用)

面接で長所・短所を答えるときは1つに絞ると考えやすくなります。
長所が何も思い浮かばない場合は、短所からポジティブに変換するのがおすすめです。

以下に長所・短所の例を一覧にするため、参考にしてください。

長所 短所
慎重、計画性がある 心配性、優柔不断
行動力がある、迅速に対応する 後先考えない
負けず嫌い、向上心がある 頑固、諦めが悪い
責任感が強い 相談できない、1人で抱え込む
理想が高い、細部まで配慮できる 神経質、こだわりが強い
集中力がある 視野が狭くなる
好奇心旺盛 集中力がない
共感力が高い、聞き上手 落ち込みやすい
真剣に取り組む 緊張しやすい
ポジティブ思考、切り替えが早い 楽観的