ダイエット食として人気な 「オートミール」と、朝食によく食べられる「グラノーラ」。

この2つの違いがよく分からないという方も少なくないでしょう。

オートミールもグラノーラも牛乳をかけて食べますし、「朝食に食べやすい」という利点まで一致、そして見た目もそっくりです。

今回の記事では、そんなオートミールとグラノーラの違いや、お互いのメリット・デメリットについて解説していきます。

ダイエット目的でどちらを食べようか迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

オートミール・グラノーラそれぞれの特徴

オートミールとは

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

オートミールはオーツ麦を脱穀して平たくつぶしたもので、原材料はほとんどオーツ麦だけというシンプルな食材です。

味はほとんどありませんので、牛乳をかけてふやかしたり、フルーツやはちみつなどをトッピングして食べられます。

ダイエット食として人気が高く、食物繊維やタンパク質などの栄養素が豊富に含まれていることが特徴です。

オートミールは主食としてお米や玄米の代わりに食べることが多い食材ですが、グラノーラと同様に加工食品に分類されます。

グラノーラとは

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

グラノーラの原材料は「オーツ麦、ナッツ、ドライフルーツ、はちみつ、メープルシロップ」 など多岐にわたります。

これらの食材を混ぜ合わせ、オーブンで加熱処理したものがグラノーラです。

グラノーラの原材料については明確に決まっておらず、何が入っているかは販売している会社によって異なります。

スーパーにはいろいろな種類のグラノーラが並んでいるので、自分の好みに合わせて利用できるのが嬉しい点ですよね。


このようにオートミールとグラノーラには原材料や加工の仕方など、根本的な違いがあることが分かります。

実は、オートミールとグラノーラの他にもう一つ「ミューズリー」という食材があるのもご存知でしょか?

あわせて解説させていただきます。

グラノーラに似ているミューズリーとは

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ミューズリーとは、オーツ麦にナッツやドライフルーツを加え、オートミールを食べやすくした食材です。

これだけだとほとんどグラノーラと同じに聞こえますよね。

実は、グラノーラとミューズリーの決定的な違いは「調理をしているかどうか」で決まります。

グラノーラはオーツ麦にシロップをかけて加熱処理していますが、ミューズリーにはちみつは使用されませんし、加熱処理もありません。

ミューズリーはグラノーラほどの甘さはないけれど、オートミールよりも食べやすい食材という立ち位置と言えるでしょう。

オートミールとグラノーラに共通するメリット

原材料や加工方法がまったく違うオートミールとグラノーラでも、共通するメリットが2つあります。

  1. 食物繊維が豊富なこと
  2. 手軽に食べられること

それぞれ詳しく見ていきましょう。

共通のメリット1:食物繊維が豊富

オートミールもグラノーラにも食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維は腸内環境を整えてくれる役割を持っており、便秘や下痢に悩む方は積極的に摂取すべき栄養素です。

オートミールやグラノーラに含まれる「不溶性食物繊維」が水分を吸収しながら腸内を進み、腸が刺激されることで便通がよくなるというメカニズムとなっています。

共通のメリット2:手軽に食べられる

オートミールもグラノーラも準備に3分もかかりません。

カップラーメンよりもはるかに早く食べ始めることができます。

特に、袋から出して牛乳をかけるだけのグラノーラは1分もかかりません。

オートミールは牛乳でふやかすという行程があるため多少の時間はかかりますが、それでも3分以内には準備完了です。

そのため時間がない朝にぴったりで、睡眠時間を増やしたり、余裕を持って朝の準備ができたりとメリットだらけです。

オートミールとグラノーラは、朝が苦手な方にもおすすめと言えます。