韓国の婚姻数全体に占める国際結婚の割合は約11%(2008年)。10組に1組以上が韓国人&外国人カップルという国際化時代、コネスト記者コッコがその仲間入りを果たすことになりました!

ウエディング撮影をはじめとした韓国の結婚準備を経て、いよいよ迎えた挙式当日。

韓国の結婚式には何度か参列したことはあるものの、まさか自分が主役になる日が来るとは…。今回はコッコが経験した、笑いと感動と驚き(?)の1日を徹底レポート!韓国での結婚式をお考えのプレ新婦の皆さんも、ぜひご覧ください!

スロースタートで始まった式当日の朝

9:00 起床&準備物の最終確認

結婚式は夕方17:00から。ヘアメイクを行う美容室には正午前に到着すればOKとのことで、早朝から慌しく準備に追われることなく9:00起床のスロースタートとなりました。
結婚指輪やチマチョゴリ(韓服、ハンボッ)など、当日の持ち物を最終確認して出発。

ところで、結婚式当日に意外と必要なのが「現金」!司会や余興を行ってくれる人たちへの謝礼、身の回りの世話をしてくれる介添人
や主礼(ジュレ)と呼ばれる媒酌人への謝礼は、適時にスムーズに渡せるよう前もって用意しておきます。
また、式場によっては祝砲やスモークによる舞台演出など当日オプションが用意されており、それらを申し込む場合もその場で現金払いとなることがほとんどです。

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

現金は前日までに余裕を持った額を準備

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

「指輪の交換」用にお忘れなく

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

挙式後に着替えるチマチョゴリ

11:00 美容院到着(ヘアメイク・着替え)

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

今回も新郎はあっという間にメイク
ヘアメイクは、ウエディング撮影時と同じ狎鴎亭(アックジョン)の美容院で。
今回も、当日の化粧ノリを良くするため前日のスキンケアは化粧水&乳液のみ、洗髪はアレンジしやすいようシャンプーのみ、という注意事項がありました。

美容師さんによると、式当日の髪形やメイクは、若干落ち着いた雰囲気の方が良い印象を残せるとのこと。目上の人や年配者も多く訪れる結婚式。節度を守るということも、儒教文化の国、韓国では重要なポイントのようです。

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

腹ごしらえはしておいて損なし!
ヘアメイクが予定より早く終了したため、昼食をとることに。美容師さんからも「式本番が近づくにつれ、食べる暇も余裕もなくなってきますよ」というアドバイスがありました。この日も手持ち無沙汰な彼にパンと飲み物のテイクアウトをお願いし、ヘアスプレーの匂いが充満する美容院内で食べました。
ドレスに着替えたら車で式場へ。道すがら、介添人より式の流れや挨拶が必要な場面、立ち位置などについて簡単な説明がありました。実は挙式本番の説明はこれっきり!リハーサル等もなく、まさにぶっつけ本番です。ドレスに着替えても「結婚」への実感が薄かったコッコですが、「無事終えられるだろうか」と思うと、一気に緊張感が押し寄せて来ました。

16:00 会場入り、新婦待機室へ

某大学内にある式場に到着すると、会場セッティングが始まっていました。少しのぞいてみると、白封筒や食券など、日本の式場では見かけない韓国ならではのグッズが!封筒は、ご祝儀用のもので、何と財布から直接現金を出し、会場で封筒に入れることもあるのだとか!水引がかかった豪華なご祝儀袋を持参する日本の結婚式とは大きく違う習慣にビックリです。

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

この日は既に3組が挙式済み

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

大きなリボンがついた縦長の花輪

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

ロビーには新郎新婦の写真が

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

受付で対応するのはそれぞれの親

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

受付に置かれた白封筒。
封筒を忘れても安心!

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

芳名録

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

食券は新郎側・新婦側の2種類
(写真は新婦側)

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

食券はご祝儀と引き換えに渡される

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

ご祝儀はすぐ確認され、
金額が後ほど芳名録に記される
気になるご祝儀の金額は?

韓国の結婚式
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

家族・親戚などの間柄を除けば、ほぼ3万円程度が相場の日本。披露宴での料理と引き出物の金額を合わせると、実費面でも妥当な額といえます。一方、韓国の結婚式でのご祝儀は、30,000ウォンまたは50,000ウォンが一般的。何と日本の約10分の1の金額!しかし、食事は式場内の食堂でのバイキングが定番、また引き出物の習慣もないことを考えると、日本同様、納得のいく金額なのです。
また、偶数金額(40,000ウォン、60,000ウォン)を避け奇数金額が好まれる理由は、日本と同じく「割れる」という意味合いから。当日出席できない場合などは、事前に贈り物を渡すことも多いようです。

待機室で記念撮影

コッコは「新婦待機室」と呼ばれる控え室へ直行。華やかな内装が施され、新婦が座る椅子が中央に1つだけあります。花嫁は結婚式が始まるまでの1時間、この控え室で親族や友人たちと記念撮影を行います。控え室にはカメラマンがいて、結婚アルバム用の撮影も並行して行われました。たくさんの人から代わる代わる祝福を受け、嬉しい気持ちでいっぱいですが、絶え間なく行われる撮影は思いのほか一苦労!ずっと笑顔を続けていたため、今にも頬が引きつりそうでした…。