妊娠初期に食欲旺盛になる原因とは?
妊娠初期に黄体ホルモンの影響によるつわりによって、食欲に変化があることはわかりました。
つわりによって胃腸機能が低下したのなら、食欲不振になることはわかりますが、中には食欲が増すことで旺盛になってしまう妊婦さんもいます。
妊娠初期に食欲が増す原因はいったいどのようなことなのでしょうか?!
妊娠初期に食欲旺盛になる原因には2つ考えられます。
1つ目は妊娠初期から赤ちゃんを母体で育てるエネルギーを溜め込もうとして、身体が栄養や脂肪を取り込もうと食欲を増進させている可能性です。
もう1つはつわりの一種である食べつわりである可能性です。
つわりには人によって様々な症状が出ますが、中には胃の中が空っぽになると気持ち悪くなってしまう人もいます。
このつわりの症状は食べつわりと呼ばれるもので、絶えず何か口にして胃の中に何か入れていないといられなくなってしまいます。
妊娠初期に食欲旺盛になった時には食べてもいいの?
妊娠初期に食欲が旺盛になった時には、食べたいだけ食べてしまっても良いものなのでしょうか?!
後からも詳しく見ますが、食欲旺盛で食べたいからと言って、目の前にあるだけのモノを全てコントロールせずに食べすぎてしまったら、体重オーバーになってしまいます。
現代日本の普通の食生活で、まず妊娠を継続できないほどの栄養失調になってしまうことはありません。
お腹の赤ちゃんのために栄養を付けよう!と言って頑張って食べると、余計な脂肪ばかり付きすぎて、母体にもお腹の赤ちゃんにも悪影響が出てしまいます。
妊娠すると体重が増えるのは当たり前ですが、臨月までの体重増加は妊娠前の体型が痩せ型の人でも10kgから12kg、ぽっちゃり型の人は8kg程度と言われています。
妊娠4か月までの妊娠初期の体重増加の目安は2kg程度と言われています。
いくら食欲が増すからと言って、それ以上の体重増加はしないように気を付けましょう!!
ということで、妊娠初期に食欲が増すことで旺盛になってしまった時の対処法について次からみていきたいと思います。
【妊娠初期の食欲旺盛の対処法①】1回に食べる量を減らす
妊娠初期に食欲が増すことで旺盛になってしまった時の対処法の1つ目は、1回に食べる量を減らすことです。
食欲が増すことで旺盛になっているのに、1回に食べる量を減らしてしまったら、辛すぎるじゃないか!!と思ってしまいますよね。
1回に食べる量は減らしますが、その代わりに食事の回数を増やしましょう。
少しずつ何回かに分けて食事をすることで、胃が空腹になる時間をなくすようにすれば、食べつわりも楽になります。
また、1回の食事に時間を掛けて、よく噛んで食べることで満腹中枢を刺激すれば、1回あたりの食事の量は少なくても、満腹感を得ることができます。
またよく噛むことで消化も良くなるので、妊娠初期の胃腸不良の改善にも役立ちますよね!!
【妊娠初期の食欲旺盛の対処法②】ナッツなどをよく噛んで
妊娠初期に食欲が増すことで旺盛になってしまった時の対処法の2つ目は、ナッツ類などのかみごたえがあって満腹感を得られるものや、カロリーが少ない寒天ゼリーなどのヘルシーおやつをゆっくりと時間を掛けて食べることです。
食べつわりの場合や、身体にエネルギーを溜め込みたいと身体が欲してしまうと、とにかく絶えず何か口に入れていないと、気分がイライラしてくるものです。
しかしだからと言って、手当たり次第スナック菓子やドーナッツ、パンなど簡単に食べられるおやつを食べてしまったら、あっという間にカロリーオーバーになってしまいます。
噛みごたえがあってしばらく口の中でしっかりと噛んでいられて、栄養価も高いアーモンドやクルミなどのナッツ類や、果汁100%で作った寒天ゼリーなど、カロリーが低いヘルシーおやつを時間をかけてゆっくりとよく噛んで食べることで、旺盛な食欲も満足させながら、カロリーオーバーを防ぐこともできます。