アートの売買に参加できる身近なオークション

ではアート作品はどこで買えるのでしょうか?一般的にギャラリーで購入したり、オークションで購入することができます。特にアートオークションは、一般の人も身近に購入利用できるようになりました。SBIアートオークションなど個人参加が可能なものもあります。

SBIアートオークションでは、会社員など一般の人も入札ができるだけではなく、出品もできるなど活発な取引が行われています。利用者は、特定のアーティストのファンやアート作品のコレクションが目的で参加する愛好家ばかりではありません。はじめから投資目的でアート作品を出品・落札する投資家も増えているようです。

低額から「クラウドファンディング」という方法も

アート作品の多くは値上がりする傾向にあります。一般的には数十万円以上することから、20~30代の若い人には手が出しにくいと判断されることも多いですが、アートの世界にもクラウドファンディングに近いサービスが存在しており、うまく利用することでアートに投資できるのです。

例えば「Artsticker」は、アート作品の制作者を直接支援できて、作品をもとにコミュニティを広げていくアプリ(サービス)で作品の購入も可能です。

また「ANDART」は、アート作品を共同で保有できるクラウドファンディングや株式のようなアプリ(サービス)です。例えば、1万円の出資だけでも有名アーティストの作品のオーナー権を手に入れることができ、ゆくゆくはプラットフォーム上でオーナー権の売買も可能になるとのこと。そうなれば少ない出資でアートへの投資チャンスもつかめますね。

アートを通して、投資や資産運用について考えてみよう

投資や資産運用を考えるとき、多くの人は株式などの「投資商品」を思い浮かべるかもしれませんが、「アート」をはじめとしたさまざまな“モノ”が、商品として投資対象となりえます。

ただし実際のアート売買は、不動産や他の商品と比べて手数料が高いことや、他の投資商品と同様に価値が低くなるリスクもはらんでおり、容易に手が出せないと考える人も多いでしょう。

まずは、上記サービスなどを利用してアートの価値に触れ、興味がわいたらアートの知識をより深めてみてはいかがでしょうか。アートに限らず、さまざまな“モノ”を商品としてとらえてみることで、あらためて投資や資産運用について考えるきっかけになるはずです。

提供・UpU

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