SNSで性的搾取のターゲットにされる子どもたち

SNSで子どもに「裸の写真送って」。卑劣すぎる手口から子を守るには
(画像=『女子SPA!』より引用)

中村さん「あとは、『下着や写真を買取ります』という業務メッセージもツイッターやインスタのDMからたくさんの子どもたちに送られてきます。子どもたちがちょっと興味をもって返信すると、不正行為のないようにという名目で、偽造の身分証明書を送りつけて、『あなたの身分証明書も送ってください』と言う。

 すると子どもたちって大人の言うことを信じてしまうのです。そうやって子どもの個人情報を手に入れて、お金を支払わないどころか、その後はそれを盾に脅して性的画像を送らせたり、性的行為を行わせたりするのです」

――オンラインゲームによる性被害の相談はありますか?

平岡さん「オンラインゲームのチャットで性的なことを言われたけど、どうしようと相談されることはよくあります。ネットはどんな媒介でも犯罪の温床になりえますし、スマホやオンラインゲームを完全に止めさせることはできません。だからこそ、SNS、ソフトやアプリを作った企業側には年齢制限をもっと上手に丁寧な管理をしてほしいと思います。また、加害行為の早期発見、加害者の把握や厳しい対応等、加害者対策にもっと力を入れてほしいなと思います」