③太りにくい体づくりに、お散歩は欠かせません
「小型犬にはお散歩は必要ない」と思っている飼い主さんも多いのですが、小型犬であっても、心身の健康のために、毎日のお散歩は欠かせません。
運動による消費カロリー自体はごくわずかですから、直接的な肥満解消の効果は期待できません。しかし、適度な運動で筋肉をつけることで、基礎代謝がアップし、太りにくい体をつくってくれるのです。
●基礎代謝の4割が筋肉で消費
基礎代謝とは、呼吸をする、心臓を動かす、体温を保つなど、生きていくのに最低限必要なカロリーのことで、じっとしていても消費されていきます。実は、一日の消費カロリーの約7割は基礎代謝で占められ、基礎代謝の4割は筋肉で消費されています。筋肉をつけることが、肥満予防にとても有効なことがわかりますよね。
●肥満犬に激しい運動は厳禁
ただし、すでに肥満してしまっている愛犬に、激しい運動をさせることは厳禁。心臓や関節に負担がかかり、健康を損なう原因になりかねません。その場合には、まず食事管理で体重を落とすことから始めましょう。
④ボディ・チェックと体重測定の習慣を
愛犬を肥満にさせないためには、飼い主さんが、愛犬の体重と体型に関心を払うこと。日頃から、下記のような観点でボディ・チェックする習慣をつけましょう。
また、定期的に体重測定(※)を行い、太りすぎの兆しが見られたら、食生活の見直しをしてください。いったん肥満になると元に戻すのは大変。早めの対策が大切です。
※1歳(大型犬は1歳半)時の体重が適正体重といわれています。適正体重を15%以上オーバーすると危険信号です。適正体重が分からない場合は、獣医師に相談を。
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