世界の変化に前のめりであれ
2020年以降は、激動の時代と言われています。
これから、世界はどう変わるのか?
年功序列はなくなり、完全な実力社会へとシフトしていくでしょう。
「ゾンビ企業」と呼ばれるような、国や銀行が救ってきた旧体質な大企業が、倒産や解体となっていくでしょう。とくに建設業、流通業、農林水産業、マスメディアなどがその代表格とされています。
ロボット、AI、ビッグデータ、IoTなどの第4次産業革命が進み、身のまわりの機械のほとんどがネットにつながり、自動で動くようになるでしょう。
いままで人の手でおこなっていたことが、機械に置き換わっていきます。
人間の購買行動も変化していくでしょう。生活パターンをデータで取られているので、日用品がないと思ったらAIがすでに注文していて、窓からドローンで届いている、という生活になる可能性もあります。
5Gが普及していき、データの遅延が0・1秒未満の世界になります。
これによって、SFでよく出てくるような3Dホログラムで、遠くにいてもその場にいるかのようなコミュニケーションが可能になります。
仕事が場所の制約を受けなくなり、そもそも「会社に出勤する」という概念がなくなるでしょう。
医療でも、遠隔操作で手術が可能になり、日本にいながらアメリカの名医の手術が受けられたりするようになるでしょう。
より自由に患者が医師を選べるようになり、地の利や既得権益でやっていたところは衰退し、真に実力がある病院や医師に人気が集中するでしょう。
これは医師だけでなく、どの専門職にも言えることです。
要介護者・障がい者の定義も変わっていくでしょう。
ロボティクスの発達により、高性能な義手、義足、義眼などができ、健常者と変わらない生活ができるようになり、障がい者という意識すら人々のなかから消えていくでしょう。
足腰が弱って動けない高齢者も、パワードスーツによって普通に動けるようになるでしょう。介護ロボットの普及で、「若い人が介護をしなければならない」という常識もおそらくなくなるでしょう。
自動運転の普及で、車は運転席がなくなり、「移動式の部屋」でくつろいでいたら、目的地についているということになるでしょう。
タクシー、バスの運転手、電車の運転士はいなくなります。
ビルの地下駐車場も必要がなくなってくる可能性が高いです。
実際に、アメリカなどでは、いまから建てるビルには地下駐車場をつくらないものが増えています。
女性がさらに活躍しやすい時代になっていくでしょう。
2016年4月には女性活躍推進法が全面施行され、「女性が輝く職場は発展する」という風潮が加速しています。
これまで男性性に偏りすぎていた社会から、男性性と女性性のバランスの取れた社会構造に変化していくでしょう。
雇用という形態が限界になり、個人事業主がどんどん増えていくでしょう。
エイベックスの松浦勝人社長は、「雇用には限界がある。個人事業主に切り替えて、プロジェクト制にする」と言っています。
未来予測の第一人者リンダ・グラットン氏は、2025年には日本は会社員と個人事業主で二極化していくと言っています。
このように、これまでの常識がどんどん変わっていきます。
あなたは変化についていく人ですか?変化に乗り遅れる人ですか?変化に前のめりな人ですか?
「もっとも強い者が生き残るのではなく、もっとも賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」 ―チャールズ・ロバート・ ダーウィン
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