上司と上手くコミュニケーションを取るためには、まず「価値観の違いがある」ということを理解しておく必要があります。そのうえで、報連相の徹底やアドバイスを求めるなどのアプローチを試みましょう。今回は上司とのコミュニケーションの取り方について解説していきます。
上司とのコミュニケーションが上手くいかない3つの理由
上司とのコミュニケーションが上手くいかない原因としては「世代の違い」や「経験の差」によるものがあげられます。
また、相手の立場に立てておらず、すれ違いが生じるケースもあるでしょう。
ここでは、さらに詳しく3つの理由についてご紹介します。
1.世代の違いによるもの
上司と部下の年齢差が20~30歳以上になると、常識や価値観が違うのも無理はありません。
ドラマや小説の世界でも「最近の若者は……」なんて定型文があるくらいです。
価値観が違う理由は、幼少期から過ごしてきた環境やルールが異なるから。
例えば、会社を休むことを伝える際に、上司側は「基本的に電話」と思っていても、部下側がメールやSNSで伝えるケースがあります。
上司側の常識では電話連絡のため「非常識な部下だ」と感じてしまいます。
しかし、部下の立場からすると「そもそも何故、電話する必要があるの?」と疑問を抱いているパターンもあるはずです。
上記は一例ですが、似たようなことが積み重なり、コミュニケーションが上手く取れなくなるケースも大いに考えられるでしょう。
2.経験の差によるもの
同じ業務内容であっても、経験があるかないかで難易度は変わってきます。
主に、上司側が「このくらい簡単にできる」と思い込んでいる場合、コミュニケーション不足によるすれ違いが生じやすいと言えます。
例えば、教え方が雑になったり、上手く対応できない部下に対して勝手に幻滅したりです。
さらに、部下が積極的に質問できないタイプだと、思わぬミスに繋がってしまうことも……。
すれ違いを防ぐためにも、経験や知識の差はあるのが当然と考えた上で、気になることはどんどん上司に質問しておくことをおすすめします。
3.相手の立場に立てていない
上司と部下のすれ違いが生じる原因は、経験や価値観の違いなどさまざま。
そして、職場で働いている以上、上司に対して違和感を覚える可能性は十分にあります。
ここで重要なポイントが「相手の立場に立って物事が見れるか?」です。
何故なら、一度すれ違ったとしても、視点を変えると納得できることもあるからです。
いつまで経っても「理解できない上司」と思っていると、溝が深まり、ゆくゆくはコミュニケーション不足の状態に陥ってしまいます。