こんにちは、ドクター麻梨子こと、美容外科皮膚科医師の平田麻梨子(ひらた まりこ)です。
旅行に行ったら太ってしまった、お盆休みにだらけていたら太ってしまったという方。実は私自身よく旅行に行くので、その都度太ってしまい、旅行後にアンパンマンみたいな顔になってしまいます。
今回は私と同じようなお悩みを抱えている方のために、短期的に太った時にリセットする方法をお伝えします。
太るってどういうこと?
「太る」とは体脂肪が増えることをいいます。
筋肉や骨が増えて体重が増えた場合は、体脂肪が増えているわけではないので太ったことにはなりません。仮に水を飲んで体重が増えても太ってはいません。
食べ過ぎたら太るの?
エネルギー消費量とエネルギー摂取量のバランスで、エネルギー摂取量が上回り続けた時に、体脂肪は増えます。
体脂肪を1kg増やすためには(つまり、1㎏「太った」ということ)、7,000kcalのエネルギーの過剰摂取が必要です。
旅行の後に体重を計ると、2㎏増えていた!なんてことはよくありますが、大体が塩分過多の食事や飲酒でむくんでいるだけのことも。
2~3日の旅行で7000kcal普段より過剰摂取したら、ようやく体脂肪が1㎏分増えることになりますが、旅行の後に気をつけることによって、食べ過ぎをなかったことにできますよ。
暴飲暴食をして体重が増えてしまった時に元に戻すためには?
外食続きで塩分や糖質が増え、結果としてむくんでしまった体をリセットしましょう。そのためには!
●水を飲む
白湯や常温の水をしっかりとって、利尿を促し、むくみを改善しましょう。目安としては1日にコップ10杯ほど、1.5~2ℓ程度です。
●運動
軽くでもいいので運動し汗をかいて血液の循環(じゅんかん)を良くしましょう。
●半身浴
湯船につかって汗を流しましょう。体温が上がると、血流がよくなって、排せつを担う腎臓の働きが活性化します。 運動や湯船につかって汗をかくことで、むくみの改善につながります。
●睡眠
睡眠中に成長ホルモンが分泌されることで、筋肉量が増え、脂肪代謝が促進されます。筋肉が増えると基礎代謝が上がり痩せやすくなりますし、脂肪が減ると痩せます。
加齢とともに成長ホルモンの分泌が減るので、良質な睡眠をとることはとても大事。
旅行中は睡眠リズムが乱れたり、疲労によりストレスを感じると痩せにくくなるので、旅行の後は意識してしっかりと睡眠時間を確保してください。