風光明媚な景色に富んだ北海道南西部に位置する道南エリアは、空撮したくなるほど美しい絶景に溢れています。函館を拠点にした日帰りドライブにもぴったり!この記事では、空撮のアドバイスとともに道南の絶景スポットを7つご紹介します。ドローンがなくても空撮風の絶景が撮れるスポットもあるので、映え写真が撮りたい絶景ハンターの方は要チェックです。記事内で紹介している動画もぜひ参考にしてみてください!
はじめに
函館から車で走ること1時間半。渡島半島を縦断し日本海側へ出るとそこには、複雑な海岸線が織りなす風光明媚な景観が広がっています。車で走っていても思わず足を止めてしまうほどに美しい道南の空撮ポイントをまずは動画でご覧ください!
①元和台海浜公園【乙部町】
乙部(おとべ)町の元和台(げんなだい)海浜公園。見晴らしの良い高台にある緑地広場や遊具施設のほか、スロープを下って行くバリアフリーのビーチ「海のプール」、海の幸を堪能できるレストハウスなどがある海の総合公園です。環境省が定める“快水浴場百選(水質・安全性・利便性・環境への配慮など水辺に関する総合評価)”に道内では唯一認定されており、誰もが安心してマリンレジャーを楽しむことができます。
海岸線が見せる複雑な地形と海底まで見渡せる透明度の高い海が魅力。晴れた日には奥尻島が見えることもあります。眺めの良い絶景を目当てに、海水浴シーズンが終わっても観光客が足を運ぶスポットです。
海のプールに隣接する漁港では、地元の「町中漁業部」によってホタテ磨き体験も実施。気軽に漁師体験ができるほか、鮮度抜群の活ホタテや網焼きホタテをその場で味わうことも出来ます。時期によって実施していない場合があるので、詳しくはこちらを参照または0139-62-2612まで電話でお問い合わせください。
美しいマリンブルーのグラデーションを楽しむには順光で撮影するのがおすすめ。フレーム内に遠くの海岸線まで収めるようにすると、奥行きが出て広がりのある写真になります◎
②館の岬【乙部町】
東洋のグランドキャニオンという異名を持つ白亜の断崖、館の岬(たてのさき)。黒の砂岩層と白の凝灰岩層が交互に堆積した地層が、隆起によってむき出しになっている自然スポットです。露出した岩肌には波の浸食と雨や風による風化、地殻変動の歴史が刻まれています。本物のグランドキャニオンに比べて当然スケールは小さめですが、火山灰を多く含む地層は白く優美な雰囲気を醸し出しています。
館の岬のすぐそばに「館の岬駐車場」が整備されており、そこから撮影することが可能です。ドローンを持っていない方は写真1枚目のようにトンネルの入った構図となり、ドローンで海側へ飛行すると写真2枚目のように地形のよくわかる構図となります。
函館方面から館の岬へ向かう手前に「館の岬駐車場」が整備されているので、ここから飛行させるのがおすすめです。国道の上を飛行させることを町が禁止しているので、必ず海側へ飛ばしてください。また、工事車両が駐車している場合は飛行を中止するようにしてください。
③風車群【厚沢部町】
深い山あいにある農業の町、厚沢部(あっさぶ)。風力発電の風車以外には大きな建物がほとんどなく、北海道らしいのどかな田園風景が広がっています。設置されたいくつかの風車が、一層のどかな雰囲気を演出。上の写真は「道の駅あっさぶ」から江差(えさし)へ向かう途中で見られる風景です。
春には水を張った水田への映り込みが、秋には黄金色に染まった稲穂の色付きが楽しめます。あまり高度を上げすぎず、風車から離れて斜俯瞰で撮影すると良いでしょう。安全のため風車には絶対に近づかないこと、農地の上を飛ばす際は観光協会へ届けること、また、農作業をしている人がいる場合は飛行を中止することを徹底してください。