「便」は体調を雄弁に語ります。【犬のからだセミナー 便編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

健康ないい便とは、どんな便でしょうか?
一般には、色は茶色から濃い茶色で、ティッシュでつかんだときに形が崩れず、地面に汚れが残らない程度の硬さ、色、においなどは食べたものによって大きな影響を受けますし、個体差もあります。
普段から、愛犬の健康時の便をよく見極めておき、何か変化があれば敏感に気づけるようにしておきたいですね。

「便」は体調を雄弁に語ります。【犬のからだセミナー 便編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
「便」は体調を雄弁に語ります。【犬のからだセミナー 便編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

ドッグフードを替えたり、トッピングや手づくり食の具材を替えたりすると、とくに病気でなくても、愛犬の便に変化が見られることがあります。そんなときは、まず、何かいつもと違う物を与えなかったか、考えてみてください。

「便」は体調を雄弁に語ります。【犬のからだセミナー 便編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

犬は本来肉食なので、動物性タンパク質(肉)主体の食事であれば消化吸収しやすく、便の量は少なめです。
対して食物繊維が多くなるほど、便の量は増加します。例えばダイエットフードに切り替えれば、便の量は増えます。

「便」は体調を雄弁に語ります。【犬のからだセミナー 便編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

適量の食物繊維は便秘を防ぎますが、摂りすぎると、腸の蠕動(ぜんどう)運動が刺激されすぎて、大腸で水分が再吸収される前に便として排出されるため、軟便や下痢の原因に。

「便」は体調を雄弁に語ります。【犬のからだセミナー 便編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

便に色をつけるのは、胆汁の中のビリルビンという物質。穀類や食物繊維が多いと腸内が酸性になって、黄色っぽい色に。肉が多いと腸内はアルカリ性になって、濃い茶褐色の便になります。 他にも、カルシウムを摂りすぎると、白っぽく硬い便になったり、クロロフィル配合のガムやサプリメントで便が緑色になることも。

「便」は体調を雄弁に語ります。【犬のからだセミナー 便編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

穀類の消化が苦手な犬は、穀類の多い食事だと消化不良を起こして便が臭くなることがあります。
また動物性タンパク質でも与えすぎると、小腸で消化・吸収しきれず、未消化物が大腸まできて、便を臭くする原因になります。

「便」は体調を雄弁に語ります。【犬のからだセミナー 便編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)