ハワイの住宅には、クーラーがない家も少なくないとご存知ですか? もちろん、ホテルやレストランなどでは冷房がかかっているのが当たり前。それなのに、クーラーが不要とは一体どういうことなのか。現地在住の筆者が、ハワイのクーラー事情をご紹介します。

もはやハワイのほうが日本より涼しい?! クーラーいらずの生活が羨ましい
(画像=写真はイメージです。(以下同じ)、『女子SPA!』より引用)

ホテルや店では一年中クーラーがかかっている

 ハワイの年間平均気温は、24℃~30℃。日本の5月~6月頃の気候と近いでしょうか。でも真夏の太陽の下では、直射日光に当たると汗が噴き出てくるほどの暑さを感じます。だから、レストランやショップなどはどこも一年中クーラーが効いていて、ホテルの客室にもクーラーがあるのが当たり前です。

 ただ現地の人が暮らしている家に目を向けてみると、状況は変わります。クーラー付きの物件も多いのですが、中にはクーラーがない家もあります。それは立地によって家の暑さが全然違うから。

クーラーのない家で生活するハワイの人々

もはやハワイのほうが日本より涼しい?! クーラーいらずの生活が羨ましい
(画像=『女子SPA!』より引用)

 例えば、南向きのオーシャンビューの家は日中に太陽の日があたるため、カーテンやブラインドをおろしても部屋の温度がぐんぐん上がり、クーラーがないと暑くて過ごしにくいでしょう。でも北向きの家や風通しのいい家なら、それほど家自体が暑くなりません。ハワイは日本のような高温多湿ではなく、湿度が低くカラッとしている気候。だから直射日光が当たらなければ、かなり涼しく過ごせるんです。

 実際、筆者が以前住んでいた家はクーラー無し。南側と北側に窓があったので、両方の窓を開けていれば涼しい風が家の中を吹き抜け、暑い日はシーリングファンをつけるだけでOK。「クーラーがないと耐えられない!」と思うような暑さを感じることは、年に数日ある程度でした。現在住んでいる家にはクーラーが付いていますが、東向きのため日があたる時間は若干暑くなるものの、それでもいまだにクーラーは使っていません。きっと、日本の夏よりハワイの方が涼しいですよね。