今年の夏、久々に帰省している人も多いようです。なかには前に親と会ったのはコロナ前で顔を合わせるのは3年ぶりという方もいるのではないでしょうか。
北海道出身の夫を持つ山本美子さん(仮名・35歳)は、結婚後してからは毎年夏には彼の実家がある帯広に帰省。義両親からも実の娘のように可愛がられ、彼女も北海道で過ごす夏休みをいつも楽しみにしていました。
しかし、20年と21年は新型コロナの影響もあって自粛。この夏、3年ぶりに帰省したそうですが、帯広は北海道でも夏場は気温が高い地域。それでも「今住んでいる埼玉よりは湿度が低いし、全然過ごしやすい」と話します。
夫のあまりに幼稚なウソに思わずイラッ
「義実家への帰省は小学校1年生の息子も楽しみにしていて、今年は気球やハイキング、釣りなどを楽しみました。あと、義実家から車で10分ほどの場所にあるばんえい競馬にも行きました」
ちなみにばんえい競馬とは、人が馬に騎乗するのではなく馬に引いてもらったソリの上に乗った状態で競うレース。世界でも北海道でしか行われておらず、現在は帯広競馬場でしか開催されていません。そのため、競馬を普段やらない方も多く訪れ、観光スポットとしても有名です。
「お義父さんは昔からばんえい競馬が好きで、帰省中はギャンブルを一切やらない夫も付き合ってよく2人で出かけていました。
実は、3年前に帰省したときは息子を連れて3人で行ったのですが、帰ってきたら開口一番、『お母さん、お馬さんしかいない動物園に行ってきた!』って。本人は喜んでいたからいいんですけど、息子に聞いたら夫がどうも適当なことをいろいろ吹き込んだみたいで……。もうあきれちゃいましたよ(苦笑)」
美子さんが後で夫を問い詰めたところ、息子に対して「この動物園はね、お馬さんが運動会をしてるんだ」と大ボラを吹いていたことが発覚。
ちょうど義父は馬券を買いに行っており、その発言を確認していなかったそうですが「あの子にいい加減なこと言わないでよ!」と怒る彼女の剣幕(けんまく)に2人して謝っていたとか。