4、運動してないからストレッチは必要ないでしょ?
いえいえ、運動をしていない人こそ、ストレッチはぜひ行って欲しいと思います。
「運動もストレッチもしない→筋肉が硬くなる→疲れやすくなる→運動しづらい身体になる」といった、太りやすいサイクルを断ち切るためにもストレッチは有効です。
それに毎日のストレッチは、自立神経の乱れの改善にも効果があります。
ストレスや緊張が多く、運動不足の現代人は、交感神経が優位になっていることが多いです。筋肉が硬く緊張していると、さらに身体は交感神経優位に働いてしまいます。
そこで、ストレッチを取り入れて筋肉を弛緩(しかん=ほぐすこと)させると、副交感神経優位に働くようになります。自律神経の乱れを整えると、気持ちが安定したり、安眠できるようになったりと良いことがたくさん起こります。
運動していない人がストレッチをするメリット
- 太りやすいサイクルを断ち切るきっかけになる
- 自立神経が整い、気持ちの安定、安眠に繋がる
5、ストレッチ・トレーニングを継続するコツは?
ストレッチやトレーニングは、1日やっただけでは意味がなく、継続することで身体が変わっていきます。
そのためには、目標と計画を立てることが大事です。
そこで「毎日10キロ走ろう!」と大きな目標を掲げてしまうのは、失敗の元になるので注意してくださいね。例えば僕の場合は、12キロのランニングコースだけじゃなく、少しハードルを下げた6キロのコースも用意しています。
かかる時間が倍違うので、時間的に余裕がないときは6キロを選択する。疲れているときは、ジョギングペースで走るといった感じで、ハードルの低い運動を選べるようにして継続させています。
考え方としては、小さな目標でもそれを実行すれば1以上であり、実行しなければゼロだということ。今から、10分のストレッチだけならできる・・・だったら、それだけでもいいんです。何もしないよりはずっといい。実行したことに意味があります。
「今日もできた」という小さな成功体験を積み上げていくことで、誰でも継続できるようになりますよ。
それから、いつやろうと具体的な日付を決めてしまうこと。予定にいれて、どんどん実行していきましょう。
ストレッチやトレーニングを継続するコツ
- 大きすぎる目標を掲げない(失敗の元!)
- ハードルの低い選択肢を用意する(10分間のストレッチでもやらないより良い!)
- 毎日続けて、成功体験を積み上げていく
- 具体的な日程を決めて、予定に組み込む
運動不足の現代人に警鐘!ジョギングで5年後の体を変える
最後に、みなさんには日常的にもっと運動をして欲しいと思います。
成人してから、運動をあまりしない生活をしていると、年に約1パーセント、下半身の筋肉が落ちていきます。
下半身の筋肉が減ると、脚が痛くて歩くことが困難になったりして、自立した生活ができづらくなる。最近では二十代の女性で、もう膝が痛いという人が増えています。
ぜひ行って欲しい運動は、ジョギング。ウォーキングはしないよりはましですが、筋肉量自体はあまり増えないんです。通勤・通学の駅間を、ひとつかふたつ分歩いても、あまり意味はないですね。息が弾まないものは、運動とは呼べません。
普段与えない、強い刺激を筋肉に与える運動が望ましいです。ジョギングなら、息も上がりますし、筋肉量の増加に繋がります。
理想を言えば、ジョギングなどの運動の時間を、1日30分・週5回以上は持って欲しい。30分を1時間にして、ペースは2日に1回にしても効果はあります。しかし最初からこの量の運動はできません。最初は1日10分・週2回からでも良いです。長期で考えて少しずつ増やしていけるように頑張りましょう。
ぜひ健康な体のためにも、始めてみてください!
ストレッチの効果や重要性について、プロの視点で教えてくれた中野さん。姿勢が良くなる、疲れにくくなる、太る流れを断ち切れる、など女性にとって嬉しいことばかり。筋トレをしているなら、効果を上げるためにもストレッチは必須であることが分かりましたね。
毎年1パーセントも下半身の筋肉が減っているという話も印象的でした。現代人の私たちは、もっと運動しなくては将来恐ろしいことになるかも・・・。ハードルを下げつつ、ストレッチやトレーニングを習慣化していきましょう。
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