契約社員が途中解約する場合の退職金
契約社員の退職金は出ない可能性が高い…
会社の退職金規定にもよりますが、残念ながら退職金は出ない可能性が高いです。
自己都合の途中解約の場合はそもそもルール違反での退職です。
退職金まで請求できないですよね。
退職金が出ないどころか、交渉の仕方が悪ければ賠償金をもとめられることもあります。
そうならないように、会社側とじっくりと話しましょう。
会社都合の場合であっても、会社の退職金規定によりますが退職金は出ないところが多そうです。
契約社員が途中解約する場合の失業保険は?
契約社員も失業保険を受給できる!
途中解約の場合であっても、失業保険の受給の条件を満たしていれば失業保険を受給する事ができます。
失業保険の受給条件は、離職前の1年間のうち雇用保険の被保険者であった期間が6ヶ月以上あることです。
退職が自己都合か会社都合かで金額が変わる
仕事をしていた期間ではなく、「被保険者であった期間」であるところに注意が必要です。
これは、1つの会社で6ヶ月である必要はありません。
今の会社と前の会社との期間を合わせて1年間のうちに6ヶ月被保険者であれば大丈夫です。
自己都合の退職と会社都合の退職では、もらえる金額が変わってきます。
離職理由は退職届に書いた理由が反映されますので、退職届に書く理由は大切です。
契約社員の期間満了・満了退職とは?
契約社員の期間満了退職は円満!
契約社員の期間満了・満了退職とは、契約時に決めた期間に達した時に決まります。
次の更新はしないとあなたが会社に伝えた場合か、逆に会社があなたに次の契約はしないと伝えた場合です。
あなたが伝えるか、会社が伝えるかで離職理由が変わるので注意が必要です。
どちらにしても、契約期間いっぱい仕事をした時の退職なので円満に退職できる確率が高いでしょう。
契約社員から正社員に!?
長く務めた会社であれば、もっと勤めてほしかったのにと残念がられるかもしれません。
その際、会社から正社員登用制度があるから残ってくれないかと話があるかもしれません。
あなたがその会社が好きで待遇面にだけ不満があったというのであれば話を聞いてみてもいいかもしれません。
退職金や福利厚生など正社員になれば優遇されることが多いですからね。
しかし、注意しなくてはいけないのは「いつ正社員になれるのか」を確認しておくことです。
1年ほどで正社員になれるところが多いようですが、正社員登用制度があると言っておいて、何年も契約社員のまま、というケースもないわけではありません。
じっくりと話を聞いて、本当にあなたの事を考えた提案であるか見定めてくださいね。
自己都合で契約社員が期間満了・満了退職の場合の退職方法
契約社員を更新する意思がない場合は…
更新のタイミングで、次回更新の意思があるかどうかを問われます。
その際、あなたから更新の意思がないことを伝えましょう。
伝えづらいことではありますが、あいまいな態度をとってしまうと更新だと勘違いをされます。
あいまいな態度はとらず、退職の準備を!
また、場合によっては自動更新の形式をとっているところもあるので注意が必要です。
更新のタイミングがいつであるかを確認しておきましょう。
あいまいにしていると会社の業務にも支障が出てしまうかもしれません。
はっきりと伝えて、退職届を提出するなど退職までに必要な手続きを始めましょう。
会社都合で契約社員が期間満了・満了退職の場合の退職方法
期間満了で、次回以降の更新をしないことを「雇い止め(やといどめ)」と言います。
期間満了・満了退職であっても会社都合で更新をしない場合は、予告が必要な場合があります。
先にも書いたように、3回以上の更新のある契約社員や1年以上の雇用契約がある契約社員については30日前までの予告が必要です。
つまり、扱いとしては解雇と同じなんです。
会社都合の退職も、しっかりと確認が必要!
失業保険や、会社規定によっては退職金にも影響するかもしれません。
しっかりと確認をしておきましょう。
また、会社都合の場合は退職届を出しておいた方が良さそうです。