約8,400万種類もあると言われるヨガのポーズ。

ヨガの種類やクラスのテーマにもよりますが、1時間のレッスンでは数10種類のポーズを取っていることでしょう。

その数の多さゆえに、いざ自宅で行ってみようと思ってもどのポーズがいいのか迷ってしまったり、複雑で分からなくなってしまったりすることもあると思います。

  • 少ない動きで身体のさまざまなパーツにアプローチできるポーズはある?
  • 自宅で行えて、それほど難易度が高くないポーズは?

ヨガのポーズはいくつかを組み合わせておこなうことをオススメしているのですが、そのひとつとして選ぶのなら 「三日月のポーズ」はいかがでしょうか。

今回は、「三日月のポーズ」の効果と正しいやり方を解説していきたいと思います。

ヨガの「三日月のポーズ」とは?

ヨガの三日月のポーズとは?5つの効果と正しいやり方を徹底解説
(画像=『yoganess』より引用)

ここで紹介するのは、ヨガの「三日月のポーズ」。

サンスクリット語では「アンジャネーヤ・アーサナ」と言い、アンジャネーヤはインド神話におけるサル族の王様の別名です。

片方の脚を前に踏み出して股関節を前後に開き、そこから上半身の前面を大きく伸ばすポーズは、横から見た背中の湾曲が三日月の形に似ているためにこの名前がついたそう。

ダイナミックで、見るからに身体の伸びが気持ち良さそうな三日月のポーズ。

まずは、どのような効果に期待できるのかを解説していきたいと思います。

「三日月のポーズ」で期待できる5つの効果

ヨガの三日月のポーズとは?5つの効果と正しいやり方を徹底解説
(画像=『yoganess』より引用)

「三日月のポーズ」は、身体のさまざまなパーツにアプローチすることができるポーズ。

期待できる効果には、以下のようなものが挙げられます。

脚の引き締め

ひざ立ちから股関節を前後に開き、下半身を土台にしっかりと安定させた姿勢を保つ三日月のポーズは、脚の引き締め・筋力の強化に効果を発揮します。

前に踏み込んだ脚は力強さを、後方に伸ばしている脚はストレッチ感を体感できるでしょう。

股関節の柔軟性UP

三日月のポーズで行う股関節を前後に開く姿勢により、股関節の柔軟性がアップすることに期待できます。

関節可動域が広くなることで歩幅が広がったり、歩行時の姿勢が改善されたりして、ウォーキングによる脂肪燃焼につながります。

また、鼠径部が刺激され、下半身のめぐりが良くなることで、冷えやむくみの改善にもつながります。

肩こりの緩和

三日月のポーズでは、両腕を頭上に大きく伸ばして後屈をするため、肩や首のまわりの可動域が広がり血流が促されます。

筋肉の緊張がほぐれることで肩こりの緩和に期待できるでしょう。

婦人科系の不調の改善

三日月のポーズを取ることによって、背骨や骨盤周辺の筋肉がほぐれます。

背骨や骨盤の筋肉をほぐすことで、内臓・婦人科系臓器の活性化につながります。

気持ちを前向きにする

三日月のポーズで、胸やのどを開いて身体の前面を大きく伸ばすことで深い呼吸を続けやすくなり、心身を浄化することに一役買ってくれます。

心配事や不安から解放されて、気持ちが前向きになるでしょう。