毎日アクティブに過ごしたい!と思っていても、暑すぎる夏はどうしてもバテてしまいがち。

そこで今回はヨガインストラクターの筆者が涼しい夏を過ごすために覚えておきたいヨガの呼吸法をご紹介していきます。

簡単にできるので、ぜひ取り入れてみてください。

夏でも涼しくなれる呼吸法とは?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ヨガのさまざまな呼吸法の中に一つに、夏にオススメな「シータリー呼吸法」というものがあります。

シータリー呼吸法は、シータリーというサンスクリット語で「熱を冷ます」という意味の通り体にこもった熱を冷まして涼しくする効果があるとされています。

通常、ヨガのポーズ中に用いる呼吸法は、鼻から息を吸い、鼻から息を吐きだします。

一方、「シータリー呼吸法」は舌を丸めて口から息を吸い、鼻から吐き出します。

これが大きなポイントで、丸めた舌の細いスキマから空気を吸うことで冷たい空気を体内に取り入れ、体内にこもった熱を鼻から吐き出すことで涼しくなるのです。

もうすぐ今年も、寝苦しい暑さの夏がやってきますよね。

少しでも涼しく快適になりたいときには、「シータリー呼吸法」を取り入れるのがオススメですよ。

詳しいやり方をチェックしていきましょう。

涼しい夏を過ごせるシータリー呼吸法のやり方

涼しくなれるだけじゃない!?シータリー呼吸法の効果

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

実践する前に、「シータリー呼吸法」を行うことで感じられる変化をご紹介しておきます。熱を冷まして涼しくなる以外にも、以下のような効果が期待できます。

シータリー呼吸法の効果
  • 喉の渇きを抑える
  • 消化力を高める
  • イライラ解消
  • リラックス

普段なにげなくしている呼吸を意識的に行うことで、気持ちが整い、精神面にも良い影響も。

夏の暑さでイライラしてしまうときや気分をリフレッシュしたいときにも、「シータリー呼吸法」は最適です。

シータリー呼吸法のやり方

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

今回紹介する涼しい夏を過ごすシータリー呼吸法に限らず、ヨガの呼吸法を用いるときは姿勢も大切にしてみましょう。

骨盤をまっすぐ立てるようにして背筋を伸ばし、床かイスに座ります。

肩の力を抜き、リラックスした状態で行っていきましょう。

また、呼吸に集中するためにテレビなどの雑音は消しておくといいですね。

落ちつける環境下で行うのであれば、目を閉じて行ってみてください。

シータリー呼吸法のやり方
  1. 舌を突き出し、丸めて細くする。
  2. 丸めた舌をストローのように見立てて、ゆっくりと息を吸う。
  3. 舌をしまい、軽く口を閉じる。ここで1~2秒息を止めておく。
  4. 鼻から息を滑らかに吐きだす。
  5. 1~4の呼吸を繰り返していく。

試してみると分かるかと思いますが、丸めた舌のスキマから息を吸うと冷たい空気が入ってきます。

この冷たい空気を口から吸い込み、かわりに温かい空気を鼻から吐き出していきます。

まずは10回行ってみると心なしか夏でも涼しく感じるでしょう。