こんにちは。婚活FP(ファイナンシャル・プランナー)山本です。

突然ですが、今後あなたが結婚するとしたら、どんな男性とパートナーになりたいですか?

優しい男性?イクメンな男性?それとも……やっぱり高収入な男性でしょうか?

今回は相手の年収にとらわれない婚活を実践して、幸せを得た女性の実話をご紹介したいと思います。

アラサーで年収1000万円、上場企業勤めの加奈さん

ある都心部に30代前半の独身女性、加奈さん(仮名)がいました。

加奈さんは一部上場企業に勤める身で、年収は700万円。小さい頃から、ヒマさえあれば何らかの勉強をしているような努力家です。

また投資にも熱心だった加奈さんは、現在の会社に入社直後から株や投資信託での運用も欠かさず、20代後半の頃には不動産投資も実践していました。

そのおかげで加奈さんの年収は、給料と運用資産を合わせればおよそ1000万円に。

婚活で選んだのは年収400万円の男性

仕事も資産運用も充実している加奈さんでしたが、気付けば30歳を超えたアラサーに。さすがにこの頃になると、ふとした拍子に独り身の寂しさに襲われるようになり、婚活を始めました。

当初、婚活は失敗続きでした。容姿はけっして悪くない方だったのですが、今まで男性との交際経験がほとんど無かったことや、男性のような勝気な性格であることが影響したかもしれません。

ですが婚活を始めて約1年、ついに運命の出会いがあったのです。

そのお相手は、中小企業に勤める同い年の男性、誠一郎さん(仮名)。年収は400万円よりも少なかったですが、性格は優しくて穏やか。

加奈さんは周囲にいる強気な男性達とは全然違う誠一郎さんに一気に惹かれていきました。そして2人は半年の交際を経て、結婚することになりました。

収入が増えても生活レベルは変えず

誠一郎さんは加奈さんにとって、最高の男性でした。

忙しい自分を支えようと全ての家事をやってくれ、しかも料理上手。自宅に帰れば必ず労ってくれましたし、待望の第一子が産まれるとイクメンに。

そんな誠一郎さんがいたからこそ、加奈さんはさらに仕事と投資に集中でき、アラフォーの頃にはなんと年収1500万円になりました。

この夫婦のスゴイところは、世帯年収がどれだけ増えても夫婦の生活費は変わらず、生活は全て誠一郎さんの400万円の年収で賄っていたことです。

これは誠一郎さんにとっての「小さなプライド」でもありました。

加奈さんも誠一郎さんの思いに賛同し、生活レベルを上げる気は全然ないのだとか。もともと加奈さんは稼いだお金はほとんどを投資に回し、さほど使わない人だったのです。

2人にお話を伺ったところ、加奈さんが稼いだお金は2人の早期リタイアのために使う予定なのだとか。

(写真=Anna Grigorjeva/Shutterstock.com)

自分の年収が高ければ、選択肢は増える

おそらく、誠一郎さんのことを「理想の結婚相手」と思う女性も少なくないのでしょうか。

ところが現実の婚活市場では、誠一郎さんのような男性は「年収が低い」という理由で不人気となることが多いのです。

なかなか良いパートナーに巡りあえないのであれば、仕事や資産運用を通じて自分の収入をアップしてみてはいかがでしょう。選択肢が一気に広がるかもしれませんよ。

文・婚活FP山本(山本FPオフィス代表)/DAILY ANDS

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