起業に必要な資金はどうすればいい?4つの資金調達方法
起業にはある程度の資金が必要になります。
特に、店舗を構えることや、仕入れが必要な業種では高額の資金が必要でしょう。
日本政策金融公庫の調査によると、2020年度の開業資金の平均は989万円という結果も出ています。
出典:日本政策金融公庫|2020年度新規開業実態調査
ただし、起業の種類や業種によって必要な資金は大きく異なります。
ネット事業などは資金もあまり必要なく、自己資金だけで賄えるでしょう。
しかし、店舗や設備が必要で自己資金だけでは賄えない場合は、資金を調達しなければなりません。
主な資金調達方法には、次の4つがあります。
1.融資を受ける
2.個人借入をする
3.出資(投資)を受ける
4.補助金・助成金を受給する
融資を受ける
一般的な資金調達方法が、銀行や信用金庫・公庫などから融資を受ける方法です。
民間の金融機関だけでなく、日本政策金融公庫などの公的金融機関や自治体が支援してくれる制度もあるので、目的に合わせて選択するとよいでしょう。
個人借入をする
親戚や知人などから借入れることや、フリーローンなどを活用した資金調達方法です。
借入に融通が利きやすく、比較的簡単に資金調達できる方法でもあります。
ただし、返済トラブルから人間関係の悪化や高い金利などで返済できないなどのデメリットもあるので慎重に検討することが大事です。
出資(投資)を受ける
近年増えてきているのが、ベンチャーキャピタルや個人投資家から投資を受ける方法です。
インターネットで資金を集めるクラウドファンディングなどもあり、起業アイデア次第では大きな資金を集められるでしょう。
補助金・助成金を受給する
国や自治体が起業支援としておこなう補助金や助成金を活用するのもおすすめです。
地方自治体によって、補助の額も大きく異なるので、一度調べてみるとよいでしょう。
補助金や助成金は返済が必要ないため、資金調達の大きなメリットがあります。
ただし、審査が厳しい傾向があり必ずしも活用できるわけではないので注意が必要です