参加者6名からのスタートだった
――初回はどれくらいの申し込みがあったのでしょうか。
四辻「申し込みがあったのは3家庭。うち1家庭が兄弟2名だったので、預かった子どもは自分の子2名も含めて6名でした。この時、すでにTwitterでかなりバズっていたのでもっと来ると思ってたんですよ。定員の半分も埋まらなかったので、当時はすごく少なく感じました。今思うと、むしろ始まったばかりのサービスによく3家庭も来てくれたと思うんですけどね」
――その時点でやめようとは思わなかったのですか?
四辻「そこは、やっぱり私自身がイベントに出たい気持ちがあったので、やめる気はありませんでした。それに数人であっても預かって直接ママさんたちに感謝をされたら、もっと期待に応えたい気持ちが強まったんです。このままでは終われないと思いました。結果、コロナ禍が始まる前は定員20名の枠がすぐに埋まるまでになりました。今年の夏コミも1日目は満枠、2日目もあと数名で埋まるくらいには、ご好評いただいてます」
ベテランのベビーシッターが集結
――保育スタッフさんはどんな人たちなのですか?
四辻「個人でベビーシッターなどをやっているフリーランスの方と直接契約をしています。今の保育スタッフのリーダーは、数十年の保育キャリアを持つ大ベテラン。保育園に勤めていたそうですが、もっと多くのニーズに応えたいと訪問保育や自宅保育などもやっている方です。その繋がりがあって、他にも信頼できるスタッフさんのセッティングができるんです。私自身も安心して子どもを預けられています」
子どもたちが安心して楽しく遊べる空間
――預けられている間、子どもたちはどんなことをしているのでしょう?
四辻「その日の流れとしてお食事、おやつなどの時間はあるんですけど、基本的には自由遊びですね。みんなで一緒に何かをするってことはなくて、本人たちのやりたいことをやれるように、スタッフがサポートしたり見守っているような感じです」
――オモチャや絵本などの用意もあるのですか?
四辻「その日の人数や性別に合わせてスタッフが用意してくれてます。キャリーケースいっぱいに入れて運んでるんですよ。勝どきの学童保育施設だと、そこのオモチャを借りることもできます。大きいイベントの時は、電車のオモチャのプラレールを巨大な立体に組み上げたものを、プラレーラ—さんがご厚意で設置してくれることもあります」
――それは子どもたちも喜びそうですね! コロナ対策も万全なのでしょうか。
四辻「一般的なものですが、入室時の手洗いやうがい。体温測定は以前から行ってます。あとは換気・消毒もしっかり。一般の保育園と同じレベルの衛生管理ができるようにしています。また、小学生以上の子どもは基本的にマスクを着用してもらっています」