姑との関係が円満でも実家のように思い切り羽根を伸ばせない義実家への帰省。なかにはこちらが申し訳なくなるほど義両親がもてなしてくれる家もあるようですが、そこまでされると嫁の立場としては逆に気を遣ってしまいます。

義実家への帰省のたび義母の手料理を断れず太ってしまい…
(画像=写真はイメージです(以下同じ)、『女子SPA!』より引用)

姑は帰省のたびに大量の大皿料理でおもてなし

「『そこまでしていただかなくても……』と何度も言ったのですが遠慮していると思われちゃって。かといって強く言うのもカドが立つじゃないですか。ストレスが溜まるほどではないですが、同じくらい厄介な“別のモノ”が帰省のたび身体に溜(た)まってしまって……」

 何やら意味ありげにそう話すのは、高校生と中学生になる2人の息子を持つ矢島祥子さん(仮名・45歳)。義実家とは車で4~5時間の距離なので盆か正月くらいしか顔を出せないそうですが、毎回4~5日滞在するのが恒例になっているとか。

 夫は一人っ子ということもあり、特に義母からは実の娘のように接してもらっているそうですが困ったこともあるようです。

「お義母さんは高校の学生寮で長年食事を作っていた方で、料理がすごく上手なんです。美味しそうに食べてる姿を見て喜びを感じる人で、おまけに仕事を辞めた今でもすごく研究熱心。といっても半分趣味みたいですけど、最近はYouTubeのいろんなレシピチャンネルを登録してヒマさえあればチェックしているそうです。

 私も普段の食事の参考にすることがありますが、メインディッシュに副菜1つが基本の我が家と違い、テーブルを埋め尽くすほど大皿料理が並ぶんです。私もお手伝いしますが手際が抜群に良くて、さすが元プロって感心しちゃいますよ」

帰省の数日間で体重が2~3キロ増えるのは当たり前

 メニューのレパートリーも洋食や和食、中華など幅広く、息子さんたちもすっかり餌付(えづ)けされてしまったとか。

 ただし、運動部所属の子供たちはともかく祥子さんは体力や代謝の衰えを自覚する40代。それでも自分たち家族のために振る舞ってくれた大量の料理を前に腹八分で抑えることはできず、ついついリミッターを解除して限界まで食べてしまいます。

「『無理して食べなくていいからね~』と言ってくれますが、そんなこと絶対できないじゃないですか。美味しいからつい食べちゃうのも正直ありますが、おかげで滞在中の数日間で体重が2~3キロ増えるのは当たり前。しかも、そのまま蓄積されていくので帰省するたびに体重が増えてしまって……」

義実家への帰省のたび義母の手料理を断れず太ってしまい…
(画像=『女子SPA!』より引用)