夫婦関係の破綻のきっかけ②不貞行為
夫婦関係の破綻や、離婚事由の中で多いのがこの不貞行為です。 不貞行為と言うと、浮気や不倫、中には旦那が夜のお店に行っていたことがどうしても許せず、夫婦関係が破綻するということもあります。
W不倫や、不倫の末、相手が妊娠した、相手からも慰謝料を請求されたなど、一時の不貞行為がとんでもない代償を払うきっかけになることもあります。
基本的に結婚した以上は、妻、夫以外の人と深い関係になるのは、「不貞行為」に該当します。 しかし、結婚してもいつまでも独身気分のまま、好みのタイプの人が目の前にいると口説いてしまう、そんな人もいるのです。
この場合の修復・改善方法
これは、不貞行為の相手との関係性も重要です。 一夜の過ちや、酔った勢いが原因の不貞行為なら、夫婦で話し合いを繰り返し、次回同じようなことがあれば離婚するということで、関係修復を行うことも可能です。
しかし、不貞行為の相手のことを本気で愛している、妻よりも大切だ、夜になっても自宅に帰ってこない、となると夫婦関係の修復や改善は難しいでしょう。
辛いことですが、場合によっては、離婚を考えた方がいいでしょうね。
夫婦関係の破綻のきっかけ③義実家との関係
残念ながら、元々の夫婦仲は良いのに、家同士の仲がうまくいかないため、離婚や夫婦関係が破綻するきっかけになる場合があります。
よく聞く嫁姑問題が代表的ですね。
- 夫のいない時に、姑が嫁に嫌味を言う
- 嫁が作ったものを姑が捨てる
- 嫁のあることないことを、姑が周りに広める
- 連絡なしに息子夫婦の家に姑が来る
- 子供がなかなかできないと、嫁のせいにする
夫がちゃんとフォローせずに「お母さんもさみしいんだから、許してやってよ」「仕事で疲れて帰ってきた夜に、そんな話するなよ!」なんて言うと、妻は「この人とはやっていけない!」と感じて、夫婦関係が破綻していくのです。
こういった嫁姑問題以外にも、親族の借金なども夫婦関係が破綻するきっかけになることがあります。
この場合の修復・改善方法
関係の修復を考えるなら、夫婦関係が破綻するきっかけになった、義実家とは縁を切るぐらいの思い切った対処法が必要になります。
もっとも重要なことは、夫が母親よりも妻が大事、何があっても妻の味方であるということを明確に表すということです。
「母にも言い分がある」「母も悪いけれど…」と言っていては、夫婦関係の修復は困難です。 たとえ表面上は夫婦関係が修復した様に見えても、妻はいつまでも根に持ち夫が思いがけないタイミングで離婚を切り出すかもしれません。
あなたの夫がもしも、嫁姑関係でモメても母親の肩を持ったり、我関せずで他人事のように接するのなら、 「母親よりも、私を優先できないのなら、母親と二人で暮らしてみてはどう?」と一度伝えてみましょう。
夫婦関係の破綻のきっかけ④DVやモラハラ
続いての夫婦関係が破綻するきっかけは、配偶者からのDVやモラハラです。 よく「結婚する前になんで気付かないの?」と言う人がいますが、結婚してしばらくしてから豹変したり、「家族」と認識してから今まで我慢してきた本音をぶつけてくる人もいるので、残念ながら結婚してから気付くということも多いのです。
「誰のおかげで飯が食えてるんだ」 「おまえなんてどうせブサイクなんだから、美容院に行くだけ金のムダだ」 「あまえは頭が悪いから、しゃべりかけてくるな!」 また夜お酒を飲むと、子供の前でもこのような暴言や暴力を振るう人もいます。
結婚前は優しかった。夜にお酒を飲まなければ良い人。 そう考えて我慢する人もいますが、夫から暴力を振るわれているのを子供に見られたら、子供の心にも深い傷を負わすことになります。
この場合の修復・改善方法
繰り返しDVやモラハラを行う人は、いくら優しい時があったとしても、基本的に治りません。 これは夫婦関係が破綻して当然のきっかけですし、関係の修復は考えずに、早めに別れた方がいいと言えますね。
自分ひとりでは「優しい時もあるのに」と、なかなか別れを切り出せないかもしれません。時には家族や弁護士など、第三者を入れた話し合いを行いましょう。