頷くの類語2つ!

うなずくとうなづくの違いはなに?「頷く」を徹底調査!
(画像=『Lovely』より引用)

次に頷くの類語である「肯く」と「首肯く」についてみていきましょう。

肯く

肯定の「肯」という字を使ったこちらの「肯く」は、同じく承認を表し首を縦に振るという意味がありますが、「頷く」よりもより相手の意見を聞き入れて同意していることを表しているという意味が強くなります。

首肯く

先ほどの肯くに首という漢字がついたこちらも、同様に「同意して頷く」の意味がありますが、少し古い表し方のようですね。あまり馴染みのない書き方かもしれませんが、漢字を見ただけで首を縦に振って同意する様子をよく表しているといえるのではないでしょうか。

うなずくとうなづくの違いは?

うなずくとうなづくの違いはなに?「頷く」を徹底調査!
(画像=『Lovely』より引用)

ひらがなのうなずくとうなづくでは違いはあるのでしょうか。

もともとは「項(うな)突く」という漢字からきている言葉で、「項」はこうべと読み、頭や首のこと。つまり頭、首を前に突くというところからきている言葉なので「うなづく」が一般的と考えられそうですが、使われ方としては「うなずく」の方が正しいとされています。ただし、うなづくも慣用表現として許容されているので間違いではありません。

もちろん意味は同じになりますので、どちらを使っても問題はないでしょう。

頷くを使ったことわざは?

うなずくとうなづくの違いはなに?「頷く」を徹底調査!
(画像=『Lovely』より引用)

【きつつきの子はたまごからうなずく】ということわざを知っていますか?
きつつきは、木をつついて穴をあけ虫を捕ることから名前がついた鳥ですが、この木をつつく様子を「うなづく」と表現し生まれたことわざになります。

このことわざは、きつつきの子どもは誰が教えたわけでもないのに、生まれたときから首を上下に振る習性があることから、“生まれつき持っている才能は子どものころから自然に表れる”というたとえとして使われます。