同じ発音の言葉をひらがなで表すときにどちらが正しいのか迷ってしまうことはありませんか?今回は「頷く」という言葉について、うなずくとうなづくの違いや意味、使い方などを調べてみました!言葉について深く知ることで迷うことなく使えるようになりたいですね。

頷くの意味は?

うなずくとうなづくの違いはなに?「頷く」を徹底調査!
(画像=『Lovely』より引用)

まずは「頷く」の意味からみていきましょう。普段からよく使われる言葉なのでなんとなく意味は知っているという方は多いのではないでしょうか。

「頷く」には、「わかったという承認や賛成の気持ちを表すために首を縦に動かすこと」という意味があります。

「頷」という漢字は「あご」とも読みますので、あごを縦に振る=相槌をうつという意味が強いようです。

頷くを英語で言うと?

うなずくとうなづくの違いはなに?「頷く」を徹底調査!
(画像=『Lovely』より引用)

頷くは英語で”nod”と言います。nodには、日本語と同じ「相手への承諾を示して頷く」という意味の他に、「会釈をする」「こっくりする、うとうとする、居眠りする」、「うっかりしくじる」「(前後に)揺らぐ、なびく、傾く」などの意味があります。それぞれどのように使われるのか例文をご紹介します。

「承諾する」の意味でつかわれる場合
例) He nodded his consent.(彼は承諾してうなずいた。)

「会釈をする」の意味でつかわれる場合
例)I smiled and nodded to her. (私はにっこり笑って彼女に会釈した。)

「うとうとと居眠りをする」の意味でつかわれる場合
例)He was caught nodding by the teacher. (彼はうとうとしているところを先生に見つかった。)

「うっかりしくじる」の意味でつかわれる場合
例)Even homer sometimes nods.(弘法も筆の誤り)

「(前後に)揺らぐ、なびく、傾く」の意味でつかわれる場合
例) The trees were nodding in the wind. (木々は風に吹かれて揺らいでいた。)

同じ単語でも"首を縦に振る"という動作から連想されるたくさんの意味で使われていてるところが、面白いところですよね。

頷くの反対語は?

うなずくとうなづくの違いはなに?「頷く」を徹底調査!
(画像=『Lovely』より引用)

頷くの反対語は「頭を振る(かぶりをふる)」になります。「かぶり」というのは「頭」の古い言い方で、意味は文字の通り頭を振ること。頭を横に振って「いやだ、だめだ」といった不承認や否定の意味を表すときに使います。