|絢爛豪華な装飾に圧倒される「和室宴会場」

館内ツアーの目玉のひとつが、結婚式や宴会で利用する以外立ち入る機会のない会場を見られること(平日のみで、利用状況により見学できない日があります)。その贅を尽くした光景は、誰もが圧倒される素晴らしさです。

絢爛豪華という言葉は【ホテル雅叙園東京】のためにある!驚きの「雅叙園アートツアー」
(画像=▲4階の和室宴会場は圧巻の煌びやかさ、『beauty news tokyo』より引用)

和室宴会場の入口は旧目黒雅叙園の創業当時の玄関を移築し、ほぼ同じ構成で再現しています。天井は、四大大名行列の彩色木彫板。欄間は江戸城大奥の年中行事を描いた彩色木彫板で、左右の螺鈿細工は、目黒に竹が多く生えていたことから竹林を描き、反対側には夫婦愛の象徴として鶴の家族が描かれます。

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(画像=▲4階の和室宴会場を入口付近から見た写真。螺鈿細工のタンチョウヅルは、1羽、3羽、7羽で、めでたいとされる奇数で構成します、『beauty news tokyo』より引用)
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(画像=▲和室宴会場の入口を入ると、それぞれの宴会場の受付として使われるスペースです、『beauty news tokyo』より引用)

広い受付スペースにも日本画が飾られ、吊り下がる照明も天井の扇絵を照らすように設計。コロナ以前は宿泊者限定のモーニングヨガを開催していました。

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(画像=▲檜でできた床柱には七福神や縁起物の鶴や鹿などが彫られています、『beauty news tokyo』より引用)

床柱は長年にわたり利用者の手で触れられたため、低い部分はぴかぴかに磨かれています。

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(画像=▲糊や釘を一切使わない組子は、今では失われてしまった昭和初期の匠の技が見られる貴重なものが多数あります、『beauty news tokyo』より引用)

螺鈿細工、木彫画、組子障子は、ホテル雅叙園東京に飾られる美術品の3大特徴と言われ、館内いたる所で目にすることができます。

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(画像=▲昭和初期に作られた組子は、畳の上に座ったときの目線の高さから最も映えるように作られています、『beauty news tokyo』より引用)

特に組子障子の下部分など密度の高い箇所は、見る方向によって万華鏡のように様々な表情を楽しめる趣向。ぜひとも座って眺めてください。

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(画像=▲組子の修復にたずさわる現代の職人たちにとって、ホテル雅叙園東京は貴重な技術を知る機会とも言われます、『beauty news tokyo』より引用)
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(画像=▲和室宴会場「竹林」、『beauty news tokyo』より引用)

大小23の宴会施設を有するホテル雅叙園東京。「竹林」は組子障子をしつらえ、欄間には色鮮やかな孔雀の絵が描かれます。その昔、庭園では孔雀を飼っていたのだとか。ホテル客室階へ昇るエレベーターに描かれた螺鈿の孔雀の原図です。

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(画像=▲「竹林」の天井は格式の高い折り上げ格天井で、花が描かれています、『beauty news tokyo』より引用)

「竹林」の天井画には、ホテル1階にあるPATISSERIE「栞杏1928」で売られている「天井画ショコラ」の原図もあります。

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(画像=▲「東海道中膝栗毛」の木彫画。人物の表情もユーモラスです、『beauty news tokyo』より引用)
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(画像=▲宴会場「牛若」の床柱には宙を舞う牛若丸の姿も!、『beauty news tokyo』より引用)
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(画像=▲館内いたる所で美しい螺鈿細工が見られます、『beauty news tokyo』より引用)