・スイセン：愛に応えて
スイセンはヨーロッパ、北アフリカ中心に生息する球根植物です。12月から4月にかけてラッパ状の花を咲かせます。別名はナルシサス、セッチュウカです。日本には平安時代に中国経由で持ち込まれました。
スイセンの中でも黄色いスイセンは「私のもとへ帰ってきて」「愛に応えて」という片想いを連想させる花言葉を持っています。これはギリシャ神話のペルセポネが冥界の神ハデスにさらわれる悲劇が由来です。
・ベゴニア：片想い
ベゴニアは4月から10月にかけてレッドやピンクの美しい花を咲かせる多年草です。原種はオーストラリアをのぞく熱帯、亜熱帯に分布し、日本では石垣島と西表島に分布しています。
原種が多い多年草で、交配しやすいので、園芸品種は1万種類もあると言われています。そんなベゴニアの花言葉は「片想い」「愛の告白」「親切」「幸福な日々」です。「片想い」という花言葉は、葉の形状が歪んだハート形に見えることにちなむと言われています。
・ビオラ：私のことを想ってください
ビオラは西アジア、ヨーロッパが原産地のスミレ科の一年草です。10月から5月にかけて色とりどりの花を咲かせます。
そんなビオラの花言葉は「少女の恋」「私のことを想ってください」「もの思い」という片想いに悩む少女の姿が連想できる言葉が付けられています。
・ライラック：初恋
ライラックは春から夏にかけてホワイトやパープルの小さい花を咲かせる落葉樹です。高さは1mから6mまで育ち、鉢植えでも庭植えでも育てることが出来ます。
ライラックの中でも紫色のライラックの花言葉は「初恋」「愛の芽生え」という学生の青春を連想させる言葉を持っています。
この花言葉は5枚の花びらを持つライラックを誰にも言わずに飲み込むと愛する人と永遠に過ごせるというロマンティックな言い伝えにちなんで付けられたそうです。
・クローバー：私を思って
クローバーは、5月から8月にかけて開花するヨーロッパ原産の多年草です。基本的には三つ葉で、四つ葉以上になると希少なので幸運の象徴とされています。
西洋で特別な意味を持つ植物でキリスト教ではクローバーの3枚の葉を父と精霊と子の三位一体の説明をする際に使ったそうです。またアイルランドでは国花に指定されています。
そんなクローバーの花言葉は「私を思って」「幸運」「約束」という温かいイメージの言葉が付けられています。
・マーガレット：秘密の恋
マーガレットはアフリカ大陸北西カナリア諸島が原産のキク科の多年草です。3月から5月にかけてイエローやピンクの花を咲かせます。
そんなマーガレットの花言葉は「秘密の恋」「信頼」という想いを打ち明けられずにいる少女の姿が連想できる言葉が付けられています。
・パンジー：私を思って
パンジーは10月から5月にかけてパープルやホワイトなどの花を咲かせる多年草です。19世紀の北欧で野生のスミレを交配させ、誕生しました。日本には江戸時代にオランダの船によりもたらされたそうです。
現在は品種改良され、何百もの種類があります。食用にすることが出来、鮮やかで、栄養豊富なので大人気です。
そんなパンジーには「私を思って」「もの思い」という片想いで胸を痛める女性を連想させる花言葉が付けられています。