「〜だわ」と「〜だは」に似た語尾3選!

「 〜だわ」の意味はなに?「だわ」と「だは」はどちらが正しい?
(画像=『Lovely』より引用)

「〜だわ」に似た語尾はいろいろあります。何気なく使っている語尾も多いのではないでしょうか。それぞれについて詳しくチェックしておくことで言葉に対する理解を深めていきましょう。

① 〜だわね

「〜だわね」は「〜だわ」から派生した名古屋弁と言われています。相手と会話をしているときに協調を意味したい場合に使われることが多いでしょう。「〜だわね」と言うことで柔らかな表現にできます。

② 〜だわさ

「〜だわさ」は江戸っ子がよく用いる語尾として知られていますよね。名古屋弁の「〜だわ」が東京に伝わり、江戸っ子の間で「〜だわさ」と使われるようになったのではないかと言われています。

時代小説などで江戸が登場すると「〜だわさ」という語尾が使われているのをよく見かけます。時代小説を読むときは、そういったところも注目してみると面白いかもしれません。

③ 〜だわな

「〜だわな」は名古屋弁として使われている他、丹後弁や但馬弁でもあると言われています。丹後弁とは、京都府北部にある丹後地方の方言。一般的に知られている京都弁とは異なるイントネーションになっています。

但馬弁は兵庫県北部にある但馬地方の方言です。但馬弁は愛知県東部でも使われることがあり、名古屋弁との繋がりがあるのかもしれません。

「〜だわ」の正しい使い方4選!

「 〜だわ」の意味はなに?「だわ」と「だは」はどちらが正しい?
(画像=『Lovely』より引用)

言葉を使うときに「間違っていないかな」と心配になることも多いのではないでしょうか。「〜だわ」はどのようなシチュエーションで使うのか、具体的にチェックしていきましょう。「〜だわ」が使える代表的な事例についてご紹介します。

①強調したいとき

「〜だわ」は物事を強調したいときに使うことが多いです。「それは犬だわ」「あれはアジの干物だわ」といったように使われることが多いです。

「それは犬だ」「あれはアジの干物だ」といったように言うよりも「〜だわ」とつけた方が柔らかな表現になるのがポイント。「強調したいけど、相手に対して冷たい言い方はしたくない」という場合に「〜だわ」を使うと良いのではないでしょうか。

②物事をはっきりさせたいとき

「それが正しい方法なんだわ」「私が掃除しておいたんだわ」といったように、物事をはっきりさせたいときにも「〜だわ」が使えます。

「それが正しい方法だ」「私が掃除した」といったように言うよりも「〜だわ」とつけた方が優しげな印象になります。相手に対して強い断定をしたくないときに「〜だわ」を使うと便利です。

③物事に反論したいとき

「これは○○だと思う」という相手の意見に対して「あなたのような考えが全てではないんだわ」「それは、断定できるようなことではないんだわ」といったように、相手に対して反論したいときに「〜だわ」が使えます。

反論するときは冷たい言葉になってしまいがちですが「〜だわ」にすることで喧嘩腰になるのを防げます。状況に合わせて使ってみましょう。

④謝まるとき

「あんなことを言ったけど悪気はなかったんだわ。ごめん」「渡そうとしていたプレゼントを忘れたんだわ。申し訳ない」といったような謝罪のシーンで「〜だわ」を使うことがあります。

「〜だわ」を入れることでカジュアルな言葉遣いになります。友人など、近しい人に対する謝罪に使えるでしょう。