誰かと会話をしているときに「〜だわ」と無意識に使っていることはありませんか?普段何気なく使っている言葉も、どのような意味があるのか知ることで知識を深められます。「〜だわ」の意味についてまとめました。「〜だは」との違いも含めてチェックしましょう。

「〜だわ」と「〜だは」の意味は?

「 〜だわ」の意味はなに?「だわ」と「だは」はどちらが正しい?
(画像=『Lovely』より引用)

日常会話で使うことも多い「〜だわ」という言葉。「美しい花だわ」「知ってる人だわ」といったように女性の言葉として使われることもあれば、「今日も仕事が山積みだわ」「ごめん、先約があるんだわ」といったように男女問わずに使われることもあります。

そもそも「〜だわ」とは、断定を意味する「〜だ」に「わ」がついたものです。「〜だ」と断定すると言葉が強くなりすぎるため、それを柔らかくするために「わ」をつけていると考えられます。「〜だわ」は柔らかな断定を意味すると言えるでしょう。

ちなみに「〜だわ」の他に「〜だは」と書き記すこともありますが、同様の意味で用いられていることがほとんどです。どちらが正しい書き方なのかは後述するので参考にしてみてください。

「〜だわ」と「〜だは」はどこの方言?

「 〜だわ」の意味はなに?「だわ」と「だは」はどちらが正しい?
(画像=『Lovely』より引用)

「〜だわ」は、名古屋で生まれた方言だと言われています。名古屋で使われる場合、「〜だわ」の「わ」は低い音で発音するのが一般的。こうすることで女性的な響きがなくなり、男性も使いやすい言葉となりました。

名古屋弁として使われていた「〜だわ」が徐々に全国に広がり、共通語として認識されるようになったようです。ちなみに「〜だわ」は北海道でも昔から使われてきたとも言われています。

北海道で使われていた「〜だわ」が東京に伝わり、やがて全国に広がったという説もあります。このように、「〜だわ」の発祥にはいろいろ説があることがわかります。

「〜だわ」と「〜だは」はどちらが正しい?

「 〜だわ」の意味はなに?「だわ」と「だは」はどちらが正しい?
(画像=『Lovely』より引用)

スマホやパソコンで文章を書くときに「〜だわ」と「〜だは」のどちらが正しいか迷うことがあるかもしれません。一般的に「は」は単語同士をつなぐ言葉として用いられます。そのため、語尾に「は」と使うのはおかしい表現方法になります。

「こんばんは」や「こんにちは」は語尾に「は」が使われていますが、これは「今晩は〜です」「今日は〜です」から派生した言葉。例外的なものであると捉えましょう。

「〜だわ」と書き記すのが正しいので、メールなどを打つときには「〜だわ」を使うようにしてください。