田舎暮らしで別荘を選ぶデメリット

田舎暮らしで別荘を選ぶメリットはこれ!別荘購入を機に移住を始めてみよう
(画像=『移住支援.com』より引用)

別荘での田舎暮らしには、その他の地域にはないデメリットが存在します。「別荘ってオシャレなイメージだったけど自分には向いていなかった」「こんなことなら別荘なんて選ばなければよかった」と後悔しなくて済むように、田舎暮らしを始める前にデメリットについても把握することが大切です。

・資産価値はあまり期待出来ない
・管理費がかかる
・光熱費は都会よりもかかる
・電気や水道を引かないとない場合もある
・山林地は敷地内の木の管理が面倒

費用に関するデメリットや、手間がかかるといった問題が挙げられています。それでは、田舎暮らしで別荘を選ぶデメリットについて詳しく見ていきましょう。

資産価値はあまり期待出来ない

別荘を購入する際は、将来的な資産価値が非常に低い点に注意が必要です。
一部の需要が高いエリアを覗き、別荘は資産価値が上がらない住宅とされています。別荘の老朽化、高額な維持費や税負担などの理由から、別荘の買い手自体が非常に少ないという特徴があるからです。

場合によっては「買った時の値段より大幅に減額しても売れない」「手放したくても買い手が全くつかない」といった事態に陥る可能性もあるため、購入前によく考えることが大切です。

管理費がかかる

管理費が高いことは、別荘で田舎暮らしをする場合の大きなデメリットです。
別荘には、清掃などのメンテナンス代のほか、税金がかかります。田舎暮らしのために別荘を購入検討中の方は、以下の管理費について事前に確認することが大切です。

清掃代金
別荘地は、清掃管理会社と委託契約を結んでいるケースが多くなっています。掃除代や草刈り代などが清掃代金に含まれており、料金は別荘の広さや立地によって異なります。清掃を自分自身で行う場合は清掃代金を節約できますが、清掃管理会社との委託契約を解除しなければなりません。簡単に解約できない、解約するのに時間を要するといったケースもあるため、事前に委託契約に関する問い合わせをしておくようにしましょう。

固定資産税
固定資産税は、土地や家屋を所有している場合に支払う税金です。課税標準額×税率1.4%が納税額の算出方法で、毎年納める義務が発生するので注意が必要です。

住民税
別荘の住所がある自治体に対して、住民税を納めなければなりません。二地域居住で別荘を所有する場合は、内均等割での納税となります。

別荘で田舎暮らしをする場合、別荘の維持や管理をするためのコストがかかります。購入する別荘や地域によっては管理費が高額になるケースもあるので、ある程度の出費額を把握した上で購入に踏み切ることが重要です。

光熱費は都会よりもかかる

別荘で田舎暮らしをするデメリットに、光熱費がかさみやすいことが挙げられます。
別荘地の中には、ガス代や水道代が別荘料金となっているケースがあります。都市部の光熱費よりも高額に設定されているため、田舎暮らし=生活費が安いと考えている方は注意が必要です。

また、別荘の多くは、避暑地に建てられているという特徴があります。夏は涼しく快適に暮らせる一方で、冬場は寒さが厳しいエリアです。
暖房機器の稼働率が都市部よりも高くなることから、「冬場の光熱費が高すぎる」「都市部にいた頃とは比較にならないくらい光熱費がかさむ」といった事態に陥りやすくなっています。尚、都市部と田舎エリアでの二地域居住を検討している方は、別荘にいない時期も光熱費の基本料金がかかる点に気を付けましょう。

電気や水道を引かないとない場合もある

別荘の立地や状態によっては、購入時に電気や水道を引く手間が発生します。
人里離れた立地の別荘には、電気や水道などの生活インフラが完備されていない物件もあります。業者に依頼して電気や水道を引く必要があるので、時間や費用がかかる点に注意しましょう。

電気や水道の引き込み工事を行う場合、費用が高額になる可能性も考えられます。せっかく別荘を格安で購入しても、初期費用がかさんでは意味がありません。
「生活するための設備を整えるだけで高額な出費になってしまった」「せっかく安く田舎暮らしを始められると思ったのに」といった失敗を防ぐためにも、事前におおまかな工事費用を調べておくことが大切です。

山林地は敷地内の木の管理が面倒

山林地の別荘で田舎暮らしをする場合は、樹木管理が必須となる点に注意しましょう。
樹木のメンテナンスは、別荘地の景観を守ることはもちろん、安全性を確保する上でも非常に重要です。剪定、施肥、伐採などを定期的に行う必要があるため、どのように対応していくかを事前に考えることがポイントです。自分自身で樹木管理をする場合、知識やスキルの習得、虫問題、熱中症対策などを徹底しなければなりません。

業者に依頼する場合は出費がかさむことになるので、長期的に支払っていけるか否かを見極めることが大切です。また、樹木管理は、年齢を重ねれば重ねるほど対応が難しくなります。体力的な問題も発生するので、特に老後移住や長いスパンで田舎暮らしをする予定の方は慎重に検討しましょう。