朝のたんぱく質不足は将来の健康リスクにつながる?

朝にたんぱく質を摂ることが、モーニングブルーの解消につながることがわかりました。実はそれ以外にも大きなメリットがあるようです。

「筋肉は一日中分解され続けていますが、寝ている間はたんぱく質を摂れません。そのため、筋肉や臓器など生命機能を維持するアミノ酸が不足した状態になり、不足分はなんと筋肉を分解して補完するんです。

なので、朝起きてからたんぱく質を摂取できないと、この筋肉の分解が進み続けてしまいます。

結果、筋肉量が減り体重の増加や老化、生活習慣病のリスク上昇につながる可能性もあるんです。だから筋肉の分解を止め、合成を始めるスイッチとして、朝に摂ることが大切ですよ」

筋肉量が落ちるということは、ゆるやかに不健康の一途をたどるということ。モーニングブルーに当てはまらなくても、将来の健康リスクを避けるために、朝からしっかりたんぱく質を摂ったほうがよいのですね。

朝のたんぱく質、どうやって食べればいい?

でも、朝って忙しいから食事の準備に時間がとれない人も多いはず。手軽かつ効率よくたんぱく質を摂取するためにはどういう食材があるのでしょう?

「ヨーグルトや牛乳、チーズなどがありますね。乳製品以外だと、卵もあります。固ゆでにすると腹持ちがいい反面、消化が悪くなるので、半熟卵のほうがいいでしょう」

和食派の場合、豆腐、納豆、豆乳といった大豆製品だと取り入れやすいそうです。でも、朝に摂るならやはり乳製品がベストだと先生は言います。

「乳たんぱくは体内での利用効率が良く、負担がかからないことが特徴です。寝ている間に消費した分、早く補ったほうがよいので、牛乳や、ヨーグルトなどの乳製品が良いですよ」

モーニングブルーって知ってる? 目覚めからダルいのは朝のたんぱく質不足が原因かも
(画像=『女子SPA!』より引用)

キウイやミカンなど、たんぱく質の合成を高めるビタミンCが入っている食材をヨーグルトに入れるのも先生のおすすめです。腸を温めて代謝を促進するために、電子レンジで加熱をしたり、オリーブオイルを足したりといった、ヨーグルトへの意外なアレンジも。

「手軽にもっといろいろなものを食べたい方の場合は、コンビニやスーパーで手に入る、たんぱく質強化食品もいいと思います。ヨーグルトをはじめチョコレートやビスケットといったお菓子から、グラタンやスープのように食事タイプのものもあり、好みに合わせてたんぱく質が手軽に摂れますよ。私はTANPACTがお気に入りです」

プロテイン食品と聞くと、おいしくないものを無理して食べるイメージがありましたが、これなら自然に食生活へ取り入れられそう。

「女性の場合、1食に15グラムから20グラムのたんぱく質を摂る必要がありますが、ほとんどの人が半分も達成できていないんです。いきなり達成するのは難しいので、とりあえず目標として1日、現在の摂取量+10グラムを目指しましょう!」

もっと!朝にたんぱく質!

モーニングブルーって知ってる? 目覚めからダルいのは朝のたんぱく質不足が原因かも
(画像=『女子SPA!』より引用)

モーニングブルーの解消のためにも、将来の健康のためにも、朝にしっかりたんぱく質を取ることが大切なんですね。まずは目標「1日+10グラム」摂取で、毎日の健康維持を目指すぞー!

<文/増田洋子>

増田洋子
2匹のデグーと暮らすライター。デグーオンリーイベント「デグーサロン」を運営。愛玩動物飼養管理士2級を取得。Twitter:@degutoichacora


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