「あなたは猫派?犬派?」とは、よくある質問ですが、皆さんならどう答えるでしょうか?
筆者はネズミ派ではありますが、実は猫も大好き! しかし4匹ものネズミと1Rで暮らしている手前、残念ながら猫をお迎えすることができません。
それでも猫に触れたい! ということで、気になる猫カフェを見つけては訪問をしています。先日初めて訪れた「保護猫カフェ ネコリパブリック東京お茶の水店」は、猫ファーストがモットーの素敵なお店。改めておもむき、お店の雰囲気、誕生のきっかけ、保護活動などについて話を聞いてきました。
猫が暮らす国に、いざ入国!
「保護猫カフェ ネコリパブリック」は、岐阜店をはじめ、東京はお茶の水、池袋そして西葛西、大阪、広島にお店を構えています。今回訪れた東京お茶の水店は、銀座線の末広町駅、千代田線の湯島駅から徒歩圏内とアクセスも抜群。
お店に到着すると、なんとパスポートが発行されます! リパブリック=共和国ですから、入国手続きが必要なんですね。こういった遊び心にも心をくすぐられます。
店内は部屋が3つ。猫の性格や年齢などを考慮して、それぞれの部屋に分かれて暮らしています。逸走を防ぐために、鍵付きの扉まであって、とことん猫ファーストだということを感じられますね。
一番大きな部屋は落ち着いた雰囲気が漂う和室。猫たちもくつろいでいる様子を見せてくれます。
ネコが個性を発揮できる場所、それがネコリパブリック
猫たちがこちらのお店にやって来る背景はさまざまですが、共通しているのはみんな保護猫ということ。なぜ猫を保護し、カフェを開くことになったのでしょうか?
「ネコリパブリックの代表が岐阜県でパン屋を営みつつ、猫を保護する団体のお手伝いをしていました。東日本大震災が発生した際に、寄付ができるベーグルをインターネットで販売をしたところ、あっという間に完売したそうです。そのときに『世の中の役に立ちたい』という人の持つ潜在意識に気づき、保護猫カフェの運営を始めました」(ネコリパブリック東京統括マネージャー内川さん、以下同)
譲渡会ではなく、カフェ形式にしたのも猫のため。慣れない場所で行われる譲渡会だと、緊張して良さが出せない猫がたくさんいるそうです。子猫の場合はそれでも里親が見つかりますが、大人の場合はなかなか見つからないことも。
「普段の生活を送っているところに人が来るのであれば、猫も緊張しないのでは?」。そう考えた結果、生まれたのがネコリパブリックでした。