【髪がはねる】原因①つむじの影響を受けている
髪がはねる・特に片方向に向かってはねることの多い方は、「つむじの影響を受けている」という原因で髪がはねてしまっています。
ストレートアイロンで毛先を内側にワンカールさせたつもりが、時間が経つと片方だけ外側になっていたり、美容院でキレイにパーマをかけてもらったのに、何だか崩れて汚くなってしまったり…。そんな経験がある方は、この理由が当てはまっている可能性が高いです。
つむじの渦巻きの流れに沿って癖がつくため、時計回りのつむじの場合なら右側に向かって髪がはねやすく、半時計周りのうむじの場合なら左側に向かって髪がはねやすくなります。
男性のような短髪は、髪がはねるのが気になるほどつむじの影響を受けません。また、鎖骨よりも下くらいの長さのヘアスタイルの方も、髪自体に重みがあるので、髪ははねることなく重力に従って下へ落ちます。
つまり、「つむじの影響を受けている」という原因で髪がはねるのは、ボブやセミロングのような比較的短すぎず、髪自体に重みがないヘアスタイルの方がほとんどです。ロングでもシャギーが入っていて軽くしているヘアスタイルの方も注意が必要でしょう。
【髪がはねる】原因②髪の状態が良くない
髪がはねるのが気になること以外に、髪に艶がなかったり、毛先がパサパサしていたり、指を通すとひっかかったりするといった悩みがある方は、「髪の状態が良くない」という原因で髪がはねてしまっています。
髪が痛んでいるときや乾燥しているときには、髪ははねやすくなります。
そもそも髪の傷みや乾燥とは、髪の外側を覆っているキューティクルという膜が剥がれ、髪の芯の部分にあるはずの水分やたんぱく質が足りずにスカスカになってしまっている状態のことです。
髪の芯の部分のスカスカになっているところに空気中の水分や湿気が吸収されて入り込み、結果として髪が膨張してしまい、変にうねったり思わぬ方向へはねたりしてしまうのです。湿気の多い雨の日に特に髪がうねるのはこのためです。
【髪がはねる】原因③はねやすい髪型にしている
今までは髪がはねて悩んだことはなかったのに、髪型を変えた途端、髪が伸びてとある長さに到達した途端に髪がはねることが気になるようになったという方は、「髪型が良くない」という理由で髪がはねてしまっています。
毛先がちょうど肩の辺りにかかる髪の長さのヘアスタイルは、髪がはねやすい髪型だと言えます。毎朝ヘアアイロンや巻きコテで整えても、毛先が肩に当たれば何度直してもはねてしまいます。伸ばしかけの方には非常にやっかいな原因です。
他にも、「原因①つむじの影響を受けている」ところでも解説しているように、ボブやセミロングのような肩辺りの長さの比較的短すぎず、髪自体に重みがないヘアスタイルも、はねやすい髪型と言えます。また、肩よりも長いロングヘアでもシャギーやレイヤーが入っていて、髪全体が軽くなっているヘアスタイルの方も同様です。髪がはねることにパーマの有無はあまり関係ありません。
ショートのヘアスタイルのときははねることがなかったとしても、そのまま伸ばし続けている場合は、いつの間にか毛先が肩についていたり、レイヤーが入ったロングヘアになっていたりして、はねやすい髪型になってしまっているということもあります。
【髪がはねる】原因④はねやすい髪の性質をしている
はねやすい髪の性質とは、具体的に言うと「くせ毛」であること。生まれつきのくせ毛の方、お手入れ不足でくせ毛になっている方は、「はねやすい髪の性質をしている」という原因で髪がはねてしまっています。
くせ毛になる原因は、主に毛根の歪みにあると言われています。毛根の形が良ければ、くせのないまっすぐな髪が生えていきます。しかし、生まれつきのくせ毛の方は毛根の形に歪みがあるため、くせを持った髪が生えます。また、毛根の形自体は良くても、お手入れ不足で毛根に皮脂が詰まっている状態のままであれば、くせを持った髪が生えてくるようになってしまいます。